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公開日: 09/19/2023

「正規混合」レポート

「正規混合分布」起動ウィンドウで[OK]をクリックすると、「正規混合」レポートウィンドウが開き、設定パネルが表示されます。「設定パネル」を使ってクラスター数を1つ指定して1回ずつ実行していくことも、[クラスター最大数]オプションを使って、クラスター数の範囲を指定し、まとめて実行することもできます。モデルをあてはめるごとに、ウィンドウにレポートが追加されていきます。「正規混合」レポートを参照してください。

図15.5 「正規混合」レポートの「設定パネル」 

「正規混合」レポートの「設定パネル」

「正規混合」レポートの「設定パネル」には、以下のオプションがあります。

クラスターの数

形成されるクラスターの個数。

クラスター最大数(オプション)

形成されるクラスター数の上限値。ここである値を入力すると、[クラスターの数]に入力された値と[クラスター最大数(オプション)]に入力された値の間にあるすべての整数に対し、個別の分析が行われます。

実行

クラスターをあてはめます。

対角分散

共分散行列の非対角要素をすべて0に固定し、変数間に相関のない多変量正規分布をあてはめます。

メモ: このオプションは、オブザベーション数が列数より少ない場合に、共分散行列が特異になるのを防ぎたいときに使用してください。また、変数の個数が多い場合に、大規模な共分散行列の計算を回避するためにも使用してください。

外れ値のクラスター

通常の多変量正規分布のクラスターには分類されない外れ値を検出する目的で、クラスターを1つ追加します。この外れ値のクラスターには「0」という番号がつけられ、オブザベーションの度数が「クラスター要約」レポートに表示されます。外れ値のクラスターに分類されるオブザベーションの分布は、オブザベーションを囲む超立方体に対して一様であると仮定されます。

詳細設定

以下のような細かい設定を行えます。

ツアー

推定の反復計算全体を行う回数(ツアーの回数)。1つの推定の計算ごとに、異なる初期値が使われます。異なる初期値で独立した反復計算を何回も行うことにより、局所解への収束が軽減されます。

最大反復数

EMアルゴリズムにおける1つの反復計算における最大反復回数です。

収束基準

指定した基準値以下になると、EMアルゴリズムにおける反復計算が停止されます。この基準値には、対数尤度の差が使われています。

「正規混合」のオプション

ここでは、「正規混合」の赤い三角ボタンのメニューに含まれるオプションについて説明します。

以下のオプションの詳細については、『JMPの使用法』の「JMPレポートのローカルデータフィルタ」「JMPレポートの[やり直し]メニュー」、および「JMPレポートの[スクリプトの保存]メニュー」を参照してください。

ローカルデータフィルタ

データをフィルタリングするためのローカルデータフィルタの表示/非表示を切り替えます。

やり直し

分析を繰り返したり、やり直したりするオプションを含みます。また、[自動再計算]オプションに対応しているプラットフォームにおいては、[自動再計算]オプションを選択すると、データテーブルに加えた変更が、該当するレポートに即座に反映されるようになります。

プラットフォーム環境設定

現在のプラットフォームの環境設定を表示したり、現在のJMPレポートの設定に合わせて環境設定を変更したりできます。

スクリプトの保存

レポートを再現するためのスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).