グラフビルダーで軸、軸の変数ラベル、またはグラフのタイトルを右クリックすると、グラフをカスタマイズするためのオプションが表示されます。右クリックメニューから[プロパティの表示]を選択すると、「プロパティ」パネルが表示され、そこで目盛り線の太さや色など、さらにカスタマイズすることができます。右クリックメニューには、以下のオプションがあります。
配置
グラフのタイトルの配置を変更します。
幅
グラフタイトルの幅を変更します。
右クリックメニューには、フォント、フォントの色、タイトルの表示・非表示をカスタマイズするためのオプションもあります。
軸には2つのレベルの右クリックメニューがあり、1つは軸のタイトル用、もう1つは軸のラベル用です。
スケールの組み合わせ
同じゾーンに複数の変数がある場合にスケールの組み合わせ方法を指定します。[自動]の場合、次のようになります。
• 一方の軸に4以上の変数があり、他方の軸に変数がない場合、パラレルの軸をサポートしている要素であればパラレルスケールとなります。すべての変数が連続尺度で、重ね合わせとなっている場合は、[パラレル マージ]が用いられます。
• すべての変数がカテゴリカルなものの場合、[枝分かれ]が使用されます。
さらに、以下のオプションがあります。
– [マージ]は、すべての変数をカバーする1つのスケールを作成します。
– [枝分かれ]は1変数につき1つのレベルで入れ子にしたスケールを作成します。
– [パラレル マージ]は、パラレルで同じスケールを適用します。このオプションは、以下の要素で使用できます: 点、等高線(バイオリン)、ヒストグラム、箱ひげ図、およびパラレル。
– [パラレル 個別]は、パラレルで個別のスケールを適用します。このオプションは、以下の要素で使用できます: 点、等高線(バイオリン)、ヒストグラム、箱ひげ図、およびパラレル。
日付/時間のビン
(軸の変数が日付または時間を表す場合のみ表示されます。)データを分けるビンの単位を選択できます。たとえば、年のような大きな単位のビンにしたり、秒のような小さな単位のビンにすることができます。
日付/時間の周期
(軸の変数が日付または時間を表す場合のみ表示されます。)日付データの周期を選択できます。
交換
ゾーン間で変数を交換します。交換対象となる変数を選択してください。
削除
ゾーンから変数を削除します。
右へ移動
(「Y」ゾーンに複数の変数がある場合のみ表示されます。)選択した変数に対し、2つ目の軸を右側に作成します。
左へ移動
(変数を右へ移動した後にのみ表示されます。)変数を左へ戻します。
目盛り位置を左軸に合わせる
目盛りを左軸に合わせます。
水準の設定
水準の名前を変更したり、水準をグループに結合したり、軸上で水準を並べ替えたりできます。
順序
(「X」ゾーンまたは「Y」ゾーンにカテゴリカル変数がある場合のみ表示されます。)カテゴリカル変数の水準の順序を設定します。カテゴリカル変数の水準の順序付けを参照してください。
メモ: [その他]を選択すると、連続尺度の変数を順序変数として示すことができます。
順序付けに使う統計量
順序付けに使う統計量を選択できます。
値の表示順序を保存
(順序が定義された後に使用可能。)定義された順序を「値の表示順序」列プロパティに保存します。
メモ: グラフビルダーの中から値の表示順序の編集画面にアクセスできます。これを行うには、軸を右クリックし、[値の表示順序を編集]を選択してください。
サイズの基準
(カテゴリカル軸で使用可能。)各水準のサイズ(幅)を、オブザベーション数または数値列の統計量に基づいて設定できます。
サイズの統計量
([サイズの基準]オプションで数値列がサイズ変数として指定されている場合にのみ使用可能。)サイズに使う統計量を選択できます。
軸の一般的なオプションの説明については、『JMPの使用法』のグラフの軸と軸ラベルのカスタマイズを参照してください。
メモ: [軸の設定を元に戻す]オプションを選択すると、軸がデフォルト設定に戻ります。[スケールを元に戻す]オプションを選択すると、スケール固有の項目、つまり最小、最大、主目盛りの間隔、補助目盛りの間隔が元に戻ります。