応答曲面計画は2次関数の曲面をモデル化するのに使われている計画です。応答曲面モデルをあてはめると、応答が最大もしくは最小となる因子設定を特定することができます。2次関数の曲面をあてはめるためには各因子に3つの異なる値が必要です。そのため、標準的な2水準計画は2次関数の曲面をあてはめるのに適切ではありません。
それに対して、応答曲面計画で得られたデータを使えば、応答に対して2次式をあてはめることができます。2次式における2次項は、応答関数の曲がり具合を表しています。計画領域内において応答が最大や最小になる場合、その極値が生じる因子設定を特定できます。
図12.1 応答曲面計画のモデル