インタラクティブHTMLを使うと、動的なグラフが含まれたレポートを、JMPを使用していない人とも共有し、一緒にデータを探索することができます。JMPレポートはHTML 5形式のWebページとして保存でき、電子メールでの送信や、Web サイトへの掲載が可能です。ユーザはそれらのデータを、JMPで開いたときと同様に探索できます。
インタラクティブHTMLは、JMPの機能のうち次のような一部のものを備えています。
• ヒストグラムの棒を選択する、データの値を表示するなど対話式のグラフを探索する。
• 矩形をドラッグしてデータを選択する。
• レポートのセクションの表示/非表示を切り替える。
• レポート内にカーソルを置いてツールヒントを表示する。
• マーカーのサイズを大きくする。
図7.14 インタラクティブHTMLでのブラシツールを使ったデータ操作
グラフに対する変更内容の大半(変数の順序、ヒストグラムの向き、背景色、データ点の色など)は、Webページに保存されます。コンテンツの保存時に閉じていたアウトラインは、Webページ上でも、ユーザが開くまで閉じた状態になります。