複数の列を1つの新しい列に積み重ね、他の列の値も保持して、JMPデータテーブルを構成し直すことができます。列のセットを複数のグループに積み重ねることもできます。列を積み重ねるさまざまな方法について、列の積み重ねのオプションで説明します。
列を積み重ねるには、以下の手順で操作します。
1. [テーブル]>[列の積み重ね]を選択します。
図6.7 「列の積み重ね」ウィンドウ
2. 積み重ねる列の名前を強調表示し、[積み重ねる列]をクリックします。
3. 追加のオプションを使用して、積み重ね方法をさらに詳しく指定します。
4. [OK]をクリックします。
「列の選択」のフィルタメニュー
列を検索したり列にフィルタを適用するための各種オプションが表示されます。詳細については、列フィルタメニューを参照してください。
複数系列の積み重ね
選択した列を2つ以上の列に積み重ねます。「系列の数」ボックスに数を入力して、新しく作成されるテーブルの列数を指定します。このボックスは、[複数系列の積み重ね]の横のボックスをオンにすると表示されます。
系列が隣接する列から成る場合は、[隣接]オプションを選択します。
列を複数の列へ積み重ねる例を参照してください。
メモ: 「積み重ねる列」ボックスに列を追加する順序によって、各系列にグループ化される方法が決まります。
行による積み重ね
列を行ごとに積み重ねます。このオプションをオフにすると、1つの列の下にもう1つの列が積み重ねられます。デフォルトでオンになっています。
欠測値の行を除外
新しいテーブルから欠測値を排除します。なお、[行による積み重ね]もオンになっている場合は、すべてのデータが欠落している行だけが除外されます。
積み重ねない列
積み重ねていない列を新しいデータテーブルに含めるかどうかを指定します。次のいずれかのオプションを選択してください。
すべて保持
元のテーブルの積み重ねていない列をすべて新しいテーブルに含めます。デフォルトでオンになっています。
すべて除去
積み重ねていない列を新しいテーブルから除外します。
選択
積み重ねていない列の中から、新しいテーブルに含める列または新しいテーブルから除外する列を選択できます。
ダイアログを開いたままにする
[OK]をクリックした後も「積み重ね」ウィンドウを開いたままにします。
スクリプトを元のテーブルに保存
同じ設定を使用して再びデータを積み重ねられるように、スクリプトを元のテーブルに保存します。
積み重ねる列
積み重ねる列を追加します。
削除
強調表示されている列を削除します。
出力テーブル名
(オプション)新しいテーブルの名前を指定します。
積み重ねたデータ列
積み重ねたデータを含める列に名前を割り当てます。デフォルトの名前は「データ」です。新しいテーブルにこの列を含めないようにするには、ボックスを空にしておきます。
元の列のラベル
元の列名を含める列に名前を割り当てます。デフォルトの名前は「ラベル」です。新しいテーブルにこの列を含めないようにするには、ボックスを空にしておきます。
計算式のコピー
元のテーブルの計算式を出力列に含めます。デフォルトでオンになっています。
自動評価しない
新しいテーブルが作成されるときに、計算式が自動的に評価されないようにします。デフォルトでオンになっています。
列の移動
積み重ねた列の移動先を指定します。デフォルト値は[最後へ]です。
自動更新
テーブルのプレビューを自動的に更新します。プレビューの表示に時間がかかりすぎる場合は、このオプションの選択を解除し、更新したいときに[更新]ボタンをクリックしてください。デフォルトでオンになっています。
ランダムなサブセットでプレビュー
テーブルのサイズが非常に大きく、プレビューペインが更新されるときに遅延が発生する可能性がある場合は、このオプションを選択します。デフォルトでオフになっています。