「寿命の一変量」プラットフォームの「競合原因分析」レポートの「統計量」セクションは、次のようなレポートで構成されます。
• プロファイル
「故障原因の要約」レポートは、現在、選択されている「分布」に対応した結果になっています。故障原因ごとに、故障個数と、分布パラメータの推定値が表示されます。「故障原因の組み合わせ」レポートで分布を変更し、［モデルの更新］をクリックすると、「故障原因の要約」レポートが更新されます。
次の情報が表示されます。
• 「原因」列には、各故障原因もしくは打ち切りを表すデータ値が表示されます。
• 「度数」列には、故障原因ごとの故障個数が表示されます。
• 「度数」列に整数が表示されている原因は、分析で考慮できるだけの十分な故障が生じていることを示しています。一方、故障個数が2未満の原因は、単に右側打ち切りとして処理されます。なお、除去された原因は、左から2番目の列に「除去」と表示されます。
• 「分布」列は、各原因に対して選択されている確率分布を示します。
• 選択されている確率分布に応じて、分布パラメータを表示するさまざまな列があります。
– 「位置」列には、あてはめた確率分布の位置パラメータの推定値が表示されます。
– 「尺度」列には、あてはめた確率分布の尺度パラメータの推定値が表示されます。
– 「Weibull a」および「Weibull b」列には、Weibull分布のアルファとベータに対する推定値が表示されます。
– その他の列には、選択されている分布のその他のパラメータが表示されます。
– 反復計算の収束に問題がある場合は、「収束」列が表示されます。
「故障原因の要約」の赤い三角ボタンのメニューには、全体の故障分布の推定値をデータテーブルに保存することができる次のオプションがあります。
確率推定値の保存
計算列をデータテーブルに保存します。この列には、全体の故障分布に対する故障確率の計算式が含まれます。
分位点推定値の保存
列をデータテーブルに保存します。最初の列には、全体の故障分布に対する故障確率が含まれます。2番目の列には、全体の故障分布に対する時間分位点が含まれます。
ハザード推定値の保存
計算列をデータテーブルに保存します。この列には、全体の故障分布に対するハザード関数の計算式が含まれます。
密度推定値の保存
計算列をデータテーブルに保存します。この列には、全体の故障分布に対する密度関数の計算式が含まれます。
「分布プロファイル」・「分位点プロファイル」・「ハザードプロファイル」・「密度プロファイル」は、全体の故障分布を表すものです。「分布プロファイル」・「分位点プロファイル」・「ハザードプロファイル」には95%水準の信頼区間が描かれます。プロファイルを参照してください。
メモ: 故障原因にノンパラメトリックな分布が指定されている場合、「ハザードプロファイル」と「密度プロファイル」は描かれません。また、その場合は「分布プロファイル」と「分位点プロファイル」には信頼限界が描かれません。