三角図では、一度に3つの配合成分しか表示できません。配合成分が4つ以上の場合には、軸に表示される3つの配合成分の合計値は、軸に表示されていない配合成分の合計値を1から引いた値となります。つまり、プロット軸の最大値は、軸に表示されていない配合成分の合計を1から引いた値になります。
Figure 6.3は、因子が5つある配合計画の配合プロファイルの三角図です。「Five Factor Mixture.jmp」データテーブルを使い、「Y1の予測値」列を計算式としています。プロットに表示されている因子は、x1, x2, x3の3つで、x4とx5は表示されていません。この例の配合成分には制約はありません。つまり、すべての下限値は0に設定され、すべての上限値は1に設定されています。x4の値は0.1、x5の値は0.2で、合計0.3になっています。この場合、x1, x2, x3の合計は、1-0.3 = 0.7に等しくなります。プロット軸の最大値が1ではなく0.7になっていることに注意してください。
x4またはx5の値を変更すると、x1、x2、x3の値も、5つの因子すべての合計が1になるという制約を考慮した上で変更されます。
図6.3 非表示の因子の値を反映し、軸のスケールが変更された三角図