プロファイルでは、応答曲面のトレースを2次元で表示することができます。「トレース」とは、高次元における応答曲面の断面のことです。3次元の応答曲面を例に考えます。「シリカ」の値を固定し、「引張応力」を「硫黄」と「シラン」の関数として表した式の応答曲面を見てみましょう。プロファイルは、高次元の応答曲面の様子を2次元へのトレースで描いたものです。プロファイルは、応答曲面を横断するグリッドの断面(次図を参照)を描いたものです。
図2.4 断面としてのプロファイル
次に、「硫黄」の値を2.25から1.5に変えてみましょう。
図2.5 断面としてのプロファイル
予測プロファイルで、「硫黄」の曲面自体は変化していませんが、「硫黄」の設定は新しいことに注意してください。しかし、「シラン」のプロファイルのトレースは、「硫黄」が1.5に設定されている場所にあります。「シラン」のプロファイルは前よりも位置が高く、頂点がずれて、現在の「シラン」の値(50)の近くで最大となっています。