JMPでは、データはさまざまな種類に分類されます。JMPでは、この種類をデータの尺度と呼んでいます。Table 5.1では、JMPの3つの尺度について説明しています。
尺度と説明 |
例 |
具体的な例 |
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連続尺度 数値データのみ。合計や平均などの演算を行うことができます。 |
高さ 温度 時間 |
試験時間は、2時間や2.13時間になる場合があります。 |
順序尺度 数値データまたは文字データ。順序に意味のあるカテゴリ。 |
月(1、2、...12) 文字の等級(A、B、...F) サイズ(大、中、小) |
月は2(2月)または3(3月)になり得ますが、2.13にはなりません。2月は3月の前に訪れます。 |
名義尺度 数値データまたは文字データ。値はカテゴリですが、順序に意味はありません。 |
性別(男性、女性) 色 試験の結果(合格、不合格) |
性別は男性または女性になりますが、順序は関係ありません。性別カテゴリは数値(男性=1、女性=2)でも表現できます。 |
Multiple Response(多重応答) 文字データのみ。単一のセルに、カンマで区切られた複数のエントリが含まれます。 |
歯を磨くタイミング 学位 スポーツの種類 |
歯を磨くタイミングは、一日にいくつかあります。起床時、朝食の後、食事の後、就寝時、またはその組み合わせです。 |
非構造化テキスト 文字データのみ。通常は、すべて一意の値を持ち、テキストエクスプローラを用いた分析の対象となるものです。 |
製品レビュー 歌詞 アンケートの自由回答欄 |
製品レビューの大半は一意であり、テキストエクスプローラを使って類似点を見つけます。 |
ベクトル 式データのみ。セル内の値は列ベクトルまたは行ベクトルです。 |
予測式 |
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None 任意のデータタイプです。列を他の尺度では適切に表せない場合に使用します。 |
画像 ID値 |
データテーブルにある画像の列は、モデルには含めませんが、グラフ上のマーカーとして使用できます。 |