データテーブル変数にはテキストの情報(データの出典など)や、列計算式やJSLスクリプトで使用される値を含めることができます。データテーブル変数名は、データグリッドの左側にある「テーブル」パネルに表示されます。
図4.61 「テーブル」パネルのテーブル変数
テーブル変数は次のような用途に使用できます。
• テーブルの説明
• 計算式内での利用
• JSLスクリプト内での利用
テーブル変数の多くは、テーブルを説明するために使われます。JMPでインストールされるサンプルデータの多くには、「ノート」というテーブル変数があります。この変数には、データに関する詳細情報(データの出典など)が記録されています。Figure 4.61の例は、テーブル変数の1つとして「ノート」が含まれているデータテーブルを示しています。なお、JMPの実験計画(DOE)で計画テーブルを作成した場合、テーブル変数が自動的に作成されます。そのテーブル変数の名前は「計画」に、値は計画タイプの名前になります。
テーブル変数は、計算式エディタで作成する計算式で参照することができます。つまり、計算式で、テーブル変数を参照して、そこから何かしらの列の値を計算することができます。テーブル変数を参照する計算式の作成の詳細については、計算式でのデータテーブル値の参照を参照してください。
テーブル変数をJSLスクリプトで参照することもできます。『スクリプトガイド』のデータテーブル変数を参照してください。
新しいテーブル変数を追加するには
1. 「テーブル」パネルで、データテーブル名の左側にある赤い三角ボタンをクリックします。
2. [テーブル変数の新規作成]を選びます。
3. 「名前」と「値」のボックスに変数の名前と値を入力します。
4. [OK]をクリックします。
すると、テーブル変数が「テーブル」パネルに表示されます。
テーブル変数を表示または編集するには
1. 既存のテーブル変数の内容をダブルクリックします。
2. 内容を編集します。
テーブル変数名を編集するには
1. テーブル変数名をダブルクリックします。
2. 名前を編集します。
テーブル変数を削除するには
1つまたは複数のテーブル変数を選択し、Deleteキーを押すか、選択した変数を右クリックして[削除]を選択します。
データテーブルとテーブル変数の連結の例を参照してください。