式では、一時的な数値変数を作成して使用できます。通常のローカル変数、またはローカル変数の特殊なタイプであるパラメータを使用できます。ローカル変数は、それらが定義されている計算式の評価のためだけに存在します。これらは、計算式に太字斜体で表示されます。
ローカル変数は、ほとんどの場合、割り当て関数とともに使われます。割り当て関数は、ローカル変数に式を割り当てることができ、それらは複雑な式に使用できます割り当て関数を参照してください。この方法を利用すると、式の作成方法を単純化し、計算の効率を向上できる場合があります。
ローカル変数の値を参照する計算式を作成するには、以下の手順で操作します。
1. データテーブルの列名を右クリックして[計算式]を選び、計算式エディタを開きます。
2. 計算式編集領域のボックスをクリックして選びます(青い枠で囲まれている場合は選択されています)。
3. 計算式エディタの中央のパネルで、リストから[ローカル変数]を選択します。
4. [ローカル変数の新規作成]をクリックします。
5. ローカル変数の名前を入力します。デフォルトでは、ローカル変数には、t0、t1という名前がついていて、値は欠測値となっています。
6. 開始値を割り当て、[OK]をクリックします。
7. (オプション)ローカル変数をコピー、編集、または削除するには、名前を右クリック(macOSの場合はcontrolキーを押しながらクリック)して、[コピー]、[編集]、または[削除]を選びます。
1. 計算式編集領域で項をクリックして選びます(青い枠で囲まれている場合は選択されています)。
2. [ローカル変数]リストでローカル変数の名前をクリックします。計算式に太字斜体で表示されます。
メモ:
• ローカル変数をダブルクリック、またはAltキーを押しながらクリックすると、計算式内で選択されている部分が置き換えられます。
• 別の方法として、計算式エディタのキーパッドにある[一時変数の作成]ボタンを使用してローカル変数を作成することもできます。このボタンを使用すると、ローカル変数が自動的に作成および表示され、その後にセミコロンが付加されます。JMP計算式への演算子の挿入を参照してください。
• 式からローカル変数を作成することもできます。それには、計算式エディタで式を右クリックし、[式からローカル変数を作成]を選択します。
• AltキーとShiftキーを押しながらクリックすると、新しいウィンドウを開かずに、選択されている変数をその場で編集できます。
計算式でローカル変数を参照する例については、計算式でのローカル変数の使用を参照してください。