Add(a, b, ...)
a+b+...
説明
リストされた引数の値を加算する。どの引数も変更されません。
戻り値
列の合計
引数
Add(): カンマで区切った、複数の変数、数値、または行列。
a+b: 任意の変数、数値、または行列。
メモ
– 引数はいくつでも使えます。引数が指定されていない場合、Add()は0を戻します。
– Add()は、いずれかの引数の評価が欠測値の場合、欠測値を戻します。欠測値を無視するには、Sum()を使用してください。
次も参照
『スクリプトガイド』のリスト演算子と関数
Sum(var1, var2, ...)を参照してください。
Beep()
説明
警告音を鳴らす。
戻り値
なし
BLOB MD5(blob)
説明
引数blobから、16バイトのBLOBを生成する。
メモ
戻り値の16バイトのBLOBは、引数のBLOBから計算されたMD5チェックサム(ハッシュ値)です。
BLOB Peek(blob, offset, length)
説明
引数blobから指定されたバイトだけ抜き出し、新しいBLOBを作成する。
戻り値
BLOBオブジェクト
引数
blob
BLOB(binary large object)。
offset
BLOBの先頭から何バイト目以降を抜き出すかを指定する整数。最初のバイトはオフセットが0で、2番目のバイトはオフセットが1。
Length
オフセットから何バイト目までを抜き出すかを指定する整数。
Build Information()
説明
ビルト日時、リリースビルトとデバッグビルトの区別、および製品名を、カンマで区切った引用符付き文字列で戻す。
Caption({h, v}, "text", <Delayed(seconds)>, <Font(font)>, <Font Size(size)>, <Text Color("color")>, <Back Color("color")>, <Spoken(Boolean)
説明
指定のテキスト(text)を含んだキャプションウィンドウを指定の位置{h,v}に表示する。キャプションの表示をsecondsだけ遅らせたり、音声を出したりすることもできます。フォントの種類、サイズ、色、および背景色を指定することもできます。
戻り値
なし
引数
{h, v}
2つの値のリスト。hは、モニタの左上からの横方向の位置をピクセルで表したもの。vは、モニタの左上からの縦方向の位置をピクセルで表したもの。
text
キャプションウィンドウに表示される引用符付き文字列または文字列への参照。
Delayed(seconds)
(オプション)secondsは、文字列をキャプションウィンドウに表示するまでの遅延時間。このオプションを設定すると、このキャプションおよび後続のすべてのキャプションは指定の秒数が経ってから表示されます。
Font(font)
フォントの種類を指定する。
Font Size(size)
フォントのサイズを指定する。
Text Color("color")
テキストの色を指定する。
Back Color("color")
背景色を指定する。
Spoken(Boolean)
テキスト(text)を音声で読み上げる。現在の設定(オンまたはオフ)は、Spoken設定を含む別のCaptionステートメントによって変更されるまで有効となります。
Datafeed()
Open Datafeed()を参照してください。
Debug Break()
JSLデバッガが開いているとき、この関数はスクリプト内のその時点でJSLスクリプトの実行を停止します。この関数は、ユーザが指定した条件の下で、デバッガで追跡調査をしているときに便利です。JSLデバッガが起動していない場合、この関数は実行されません。
Decode64 BLOB(string)
説明
Base64でエンコードされた引用符付き文字列をBLOBにデコードする。
戻り値
BLOB
引数
string
Base64エンコーディングでエンコードした引用符付きの文字列。
例
Decode64 BLOB( "dGhlIHF1aWNrIGJyb3duIGZveA==" );
Char To BLOB( "the quick brown fox", "ascii~hex" )
Decode64 Double(string)
説明
Base64エンコーディングでエンコードした引用符付きの文字列から浮動小数点数を作成する。
戻り値
浮動小数点数
引数
string
Base64エンコーディングでエンコードした引用符付きの文字列。
Disable JMP Live URL(url)
説明
ユーザが発行先として使用できないURLを指定する。この環境設定は、jmpStartAdmin.jslでのみ指定可能です。
jmpStartAdmin.jslの場所については、『スクリプトガイド』の起動時のスクリプトの実行を参照してください。
あるURLがDisable JMP Server()とEnable JMP Server()の両方のリストに入っている場合、そのURLには発行できません。
例
Disable JMP Live URL( "https://public.jmp.com" )
Divide(a, b)
Divide(x)
a/b
説明
aをbで割る。引数が1つだけの場合(divide(x))、1をxで割ります。
戻り値
a/bの商、または、引数が1つだけの場合は、xの逆数(1/x)
引数
a, b, x
変数、数値、または行列。
メモ
両引数が行列のときは、行列の割り算を行います。
次も参照
『スクリプトガイド』のリスト演算子と関数
Empty()
説明
計算式エディタで空のボックスを作成するのに使用される。
戻り値
空の値
引数
なし
Enable JMP Live URL(url)
説明
ユーザが発行先として使用できるURLを指定する。この環境設定は、jmpStartAdmin.jslでのみ指定可能です。
jmpStartAdmin.jslの場所については、『スクリプトガイド』の起動時のスクリプトの実行を参照してください。
あるURLがEnable JMP Server()とDisable JMP Server()の両方のリストに入っている場合、そのURLには発行できません。
例
Enable JMP Live URL( "https://public.jmp.com" )
Encode64 BLOB(x)
説明
BLOBをBase64の引用符付き文字列にエンコードする。
戻り値
Base64エンコーディングでエンコードした引用符付きの文字列
例
Encode64 BLOB( Char To BLOB( "the quick brown fox" ) );
"dGhlIHF1aWNrIGJyb3duIGZveA=="
Encode64 Double(n)
説明
浮動小数点数からBase64エンコーディングでエンコードした引用符付き文字列を作成する。
戻り値
Base64エンコーディングでエンコードした引用符付きの文字列
引数
n
浮動小数点数。
Faure Quasi Random Sequence(nDim, nRow)
説明
Faure数列の準乱数を生成する。この準乱数は、Space Filling(空間充填)の分野で使われることがある。
Get Addin("id")
説明
idによって指定された登録済みアドインを取得する。
戻り値
アドイン用スクリプト可能オブジェクト。指定されたIDのアドインが見つからない場合は空を戻します。
引数
"id"
インストールされたアドインのID。
Get Addins()
戻り値
登録されているアドインすべてのリスト
Get Addr Info("address", <port>)
説明
指定されたアドレス名を、数値アドレスに変換する。
戻り値
引用符付き文字列のリスト。最初の要素はコマンド名(Get Addr Info)。2番目は結果(たとえば、コマンドが成功した場合は"ok")。3番目はいくつかの情報を表す文字列のリスト。この3番目のリストのなかに、指定した名前に対応する数値アドレスが含まれている。
引数
address
名前を指定する引用符付き文字列(たとえば、"www.sas.com")。
port
アドレスのポート。
Get Clipboard()
説明
コンピュータのクリップボードからテキストを戻す。クリップボードの内容がテキストではない場合、結果はヌルです。
例
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dt << Copy Table Script( "一変量の分布" );
s = Get Clipboard();
nw = New Window( "Script", Script Box( s ) );
Get Name Info("address", <port>)
説明
指定された数値アドレスを、アドレス名に変換する。
戻り値
引用符付き文字列のリスト。最初の要素はコマンド名(GetNameInfo)。2番目は結果(たとえば、コマンドが成功した場合は"ok")。3番目はいくつかの情報を表す文字列のリスト。この3番目のリストのなかに、指定した数値アドレスに対応する名前が含まれている。
引数
address
数値アドレスを指定する引用符付き文字列(たとえば、"149.173.5.120")。
port
アドレスのポート。
Get Platform Preferences(<platform <(option, ...)> ... >)
Get Platform Preference(<platform <(option, ...)> ... >)
説明
指定されたプラットフォームの環境設定を戻す。
戻り値
プラットフォームの環境設定のリスト
引数
platform
(オプション)プラットフォーム名。これが指定されていない場合、すべてのプラットフォームのすべての環境設定オプションの値を戻します。各プラットフォームに対して、1つまたは複数の環境設定を指定できます。
option
(オプション)オプションの値。これが指定されていない場合、すべてのプラットフォーム環境設定の値を戻します。
メモ
Table 2.3に、プラットフォーム環境設定を取得するための構文を示します。
構文 |
説明 |
---|---|
Get Platform Preferences( ) |
すべてのプラットフォーム環境設定の現在のオプションの値を戻す。 |
Get Platform Preferences( Platform ) |
指定されたプラットフォーム環境設定の現在のオプションの値を戻す。 |
Get Platform Preferences( Platform( Option ) ) |
指定されたプラットフォームの現在のオプションの値を戻す。 |
Get Platform Preferences( <<Changed ) |
すべてのプラットフォーム環境設定について、変更されたオプションの現在の値を戻す。 |
Get Platform Preferences( Platform( <<Changed ) ) |
指定されたプラットフォーム環境設定について、変更されたオプションの現在の値を戻す。 |
Get Platform Preferences( Platform( Option ( <<Changed ) ) ) |
指定されたプラットフォーム環境設定について、変更されたオプションの現在の値を戻す。 |
例
JMPのプラットフォームウィンドウまたはスクリプトを通じて、ユーザが複数の環境設定を変更したとします。
Platform Preferences(
Distribution( Set Bin Width( 2 ), Horizontal Layout( 1 ) ),
Model Dialog( Keep Dialog Open( 1 ) ),
Graph Builder( Legend Position( "Bottom" ) )
);
変更されたすべてのプラットフォーム環境設定を取得するには、次のようにGet Platform Preferences(<<Changed )を使用します。
Get Platform Preferences( <<Changed );
Platform Preferences(
Distribution( Horizontal Layout( 1 ), Set Bin Width( 2, <<On ) ),
Graph Builder( Legend Position( "Bottom", <<On ) ),
Model Dialog( Keep dialog open( 1 ) )
);
Get Preferences(<preference_name>)
Get Preference(<preference_name>)
説明
指定された環境設定の設定を戻す。
戻り値
環境設定の設定のリスト
引数
preference_name
(オプション)環境設定名。これが指定されていない場合、すべての環境設定を戻します。指定された場合は、その環境設定の設定を戻します。
メモ
テキストデータファイル、Windowsのみ、Mac OSの設定、フォント、通信、スクリプトエディタ、JMPアップデートの環境設定には、JSLを使ってアクセスすることはできません。プラットフォームの環境設定の取得について詳しくは、Get Platform Preferences(<platform <(option, ...)> ... >)を参照してください。
Glue(expr1, expr2, ...)
expr1; expr2
説明
各引数を順番に評価する。
戻り値
最後に評価された引数の結果
引数
1つ以上の有効なJSL式。
メモ
Glue()では、式の区切りとしてセミコロンの方が一般的に使用されます。
Gzip Compress(blob)
説明
BLOBデータを gzip BLOBに圧縮する。
例
Gzip Compress(
Char To BLOB(
"random data does not usually compress well and may get larger"
)
);
Char To BLOB(
"~1F~8B~08~00~00~00~00~00~00~0A~0D~CA~C1~0D~00~21~08~04~C0V~B6~B5~CDA~FC~80~5C~00c~EC^~E7=~C9)~E1~106~21~A1~85~19~8DU~8Bf~07_~F8~9FZ~85~ADfx~13~CE~83~A1~0Dc~0E~CD~0B~94*~16~1E=~00~00~00",
"ascii~hex"
Gzip Uncompress(blob)
説明
BLOBのgzipデータをBLOBに解凍する。
例
Gzip Uncompress( /*このデータは普通はGzip Compress()のものと考えられるが、Load Text File()とBLOBオプションを使った.gzファイルのものである可能性もある*/
Char To BLOB(
"~1F~8B~08~00~00~00~00~00~00~0A~0D~CA~C1~0D~00~21~08~04~C0V~B6~B5~CDA~FC~80~5C~00c~EC^~E7=~C9)~E1~106~21~A1~85~19~8DU~8Bf~07_~F8~9FZ~85~ADfx~13~CE~83~A1~0Dc~0E~CD~0B~94*~16~1E=~00~00~00",
"ascii~hex"
)
);
Char To BLOB(
"random data does not usually compress well and may get larger",
"ascii~hex"
)
Host Is("argument")
説明
ホスト環境が、指定のOSと一致しているかどうかを判断する。
戻り値
現在のOS環境が引数と一致するときは1(真)、そうでなければ0(偽)
引数
引数
"Windows"または"Mac"のいずれかのオペレーティングシステム。
Is Alt Key()
説明
Altキーが押されているときは1、そうでなければ0を戻す。
メモ
macOSの場合、Is Alt Key()はoptionキーをテストします。
Is Command Key()
説明
コマンドキーが押されているときは1、そうでなければ0を戻す。
Is Context Key()
説明
コンテキストキーが押されているときは1、そうでなければ0を戻す。
Is Control Key()
説明
Ctrlキーが押されているときは1、そうでなければ0を戻す。
メモ
macOSの場合、Is Control Key()はcommandキーをチェックします。
Is Option Key()
説明
Optionキーが押されているときは1、そうでなければ0を戻す。
Is Shift Key()
説明
Shiftキーが押されているときは1、そうでなければ0を戻す。
JMP Product Name()
説明
JMPの製品ライセンスに応じて"Standard"、"Pro"、または"Student"を戻す。
JMP Version()
説明
使用しているJMPのバージョンを戻す。
戻り値
「メジャーリリース番号.マイナーリリース番号<.修正リリース番号>」という文字列
引数
なし
Load DLL("path" <,AutoDeclare(Boolean | Quiet | Verbose)>)
Load DLL("path" <, Quiet | Verbose>)
説明
パス(path)で指定されたDLLをロードする。
引数
path
DLLをロードする場所のパス名。
AutoDeclare(Boolean | Quiet | Verbose)
(オプション)AutoDeclare(1)およびAutoDeclare(Verbose)は、ログにverboseメッセージを書き込む。AutoDeclare(Quiet)は、ログウィンドウのメッセージを無効にします。このオプションを省略すると、ログにverboseメッセージが書き込まれます。
Quiet | Verbose
(オプション)Declare Function()を使用した場合、このオプションは、ログウィンドウへのメッセージ出力のオフ(Quiet)とオン(Verbose)を切り替える。
次も参照
DLLがロードされたら、DLLオブジェクトメッセージを送り、それを操作します。これらのメッセージの詳細については、ダイナミックリンクライブラリ(DLL)のメッセージを参照してください。
『スクリプトガイド』のダイナミックリンクライブラリ(DLL)
Mail("address"|"addresses", "subject", "message", <"attachment filepath" | {"attachment 1 filepath", "attachment 2 filepath", ...}>)
説明
(Windows)addressで指定されたメールアドレスに、指定のタイトル(subject)とメッセージ(message)から成る電子メールを送る(MAPIを使用)。オプションでattachment引数を指定すると、1つまたは複数の添付ファイルを送信できます。attachment引数には、引用符付き文字列または文字列のリストを指定できます。
(macOS)ユーザのメールアプリケーション内で電子メールを作成する。ユーザは、メールのウィンドウで[送信]をクリックしなければなりません。Microsoft Outlookの場合は、メールへの添付ファイルの追加は手動で行う必要があります。
例
Windowsで、複数のファイルを添付してメールを送信するには、次のように指定します。
Mail(
"yourname@company.com",
"最新データとスクリプト",
"本日更新されたデータテーブルとスクリプトを添付します。",
{"$DOCUMENTS/wd.jsl", "$DOCUMENTS/survey.jmp"}
);
もしくは、次のように指定します。
list = {"$DOCUMENTS/wd.jsl", "$DOCUMENTS/survey.jmp"};
Mail(
"yourname@company.com",
"最新データとスクリプト",
"本日更新されたデータテーブルとスクリプトを添付します。",
list
);
複数の受信者にメールを送信するには、次のように指定します。
Mail(
{"hername@company.com", "hisname@company.com"},
"データベースの更新",
"今日の販売データベースには、先月の数値が含まれています。"
);
メモ
macOSの場合、Mail()はYosemiteおよびそれ以降のオペレーティングシステムでのみ動作します。
Main Menu(string, <string>)
説明
引用符付き文字列(string)で示されたJMPメニューのコマンドを実行する。
引数
string
メニューエディタに表示される、項目の内部名。たとえば、[ファイル]メニューの[新規作成]コマンドに対応する内部名は、“NEW”です。
string
(オプション)コマンドの送り先であるウィンドウの名前。
例
Main Menu()には、完全パスまた部分パスを指定できます。部分パス名に一致するメニュー項目が複数ある場合は、最初に見つかったメニュー項目が実行されます。検索は、上位メニュー(ファイル、テーブル、DOEなど)から下位メニューの順に行われます。
Main Menu( "File:New:Data Table" ); // 完全パス
Main Menu( "Data Table" ); // 部分パス
Minus(a)
-a
説明
aの符号を反転する。
戻り値
aが正のときは-Abs(a)(a=3; -a=-3; Minus(a)=-3)
aが負のときはAbs(a)(a=-3; -a=3; Minus(a)=3)
aが0のときは0(a=0; -a=0; Minus(a)=0)
aが割り当てられていないときは欠測値
引数
a
変数または数値。変数には数値または行列が含まれている必要がある。
Multiple File Import(arguments)
説明
1つまたは複数のファイルをデータテーブルに読み込みます。このJSLは、「複数ファイルの読み込み」ウィンドウから[スクリプトをスクリプトウィンドウに保存]を選択することでも生成できます。
戻り値
複数ファイルの読み込みのオブジェクトを作成する。オブジェクトは、フォルダを設定するメッセージ、ファイルをフィルタリングするメッセージ、読み込みオプションを指定するメッセージを受け入れます。
引数
<<Set Folder
読み込みたいファイルを含むフォルダを指定する。
<<Set Name Filter
(オプション)ファイルのファイル名または拡張子を指定する。名前のフィルタでは、*で0個以上の文字を表し、?で1個の文字を表します。*と?はピリオドにも一致します。デフォルト設定は、*.*、ですべてのファイルを表します。セミコロンで区切られたリストでフィルタリングしてファイルを指定できるため、セミコロンや「|」を含んだファイル名を読み込むには、「?」または「*」のようなワイルドカード文字を使う必要がある。
<<Set Name Enable(Boolean)
名前フィルタを有効にする。デフォルトではオフ。
<<Set Size Filter
(オプション)ファイルリストをファイルのサイズでフィルタリングする。サイズは、kB(キロバイト、すなわち1000バイト)としてリストに指定します。デフォルトの値は、ファイルリスト内にあるファイルのサイズの範囲に基づきます。
<<Set Size Enable(Boolean)
(オプション)サイズフィルタを有効にする。デフォルトではオフ。
<<Set Date Filter
(オプション)ファイルリストを日時でフィルタリングする。日時は、秒数としてリストに指定します。デフォルトの値は、ファイルリスト内にあるファイルの日時の更新日時の範囲になります。
<<Set Date Enable(Boolean)
(オプション)日付フィルタを有効にする。デフォルトではオフ。
<<Set Add File Name Column(Boolean)
(オプション)読み込んだファイルの名前の列を追加する。デフォルトではオフ。
<<Set Add File Size Column(Boolean)
(オプション)読み込んだファイルのサイズの列を追加する。デフォルトではオフ。
<<Set Add File Date(Boolean)
(オプション)読み込んだファイルの更新日時の列を追加する。デフォルトではオフ。
<<Set Import Mode(Row Per File|Row Per Line|CSV Data)
(オプション)ファイルの読み込み形式を指定する。ファイル全体を1行に読み込む、ファイルの1行を1行に読み込む、CSV設定を使用して読み込む、のいずれか。デフォルトはCSV設定を使用しての読み込み。
<<Set Charset(Best Guess|utf-8|utf-16|us~ascii|windows-1252|x-mac-roman|x-mac-japanese|shift-jis|euc-jp|utf-16be|gb2312)
(オプション)読み込むファイルの文字コード。デフォルトでは、環境設定ので指定されている文字セット(開くテキストファイルの文字コード)に設定されています。
<<Set Stack Mode(Stack Similar|TablePerFile)
(オプション)ファイルの連結方法を指定する。デフォルトでは、類似したファイルを連結する(Stack Similar)が設定されています。(同じ列を持つファイルが1つのデータテーブルに連結されます。)
<<Set CSV Has Headers(Boolean)
(オプション)CSVファイルに列見出しの行があるかどうかを指定する。デフォルトではオン。
<<Set CSV Allow Numeric(Boolean)
(オプション)数値データの列のデータタイプを数値に設定する。デフォルトではオン。
<<Set CSV First Header Line(n)
(オプション)列見出しの開始行を指定する。デフォルトは1。
<<Set CSV Number of Header Lines(n)
(オプション)列見出しの行数を指定する。デフォルトは1。
<<Set CSV First Data Line(n)
(オプション)データの開始行を指定する。デフォルトは2。
<<Set CSV EOF Comma(Boolean)
(オプション)フィールドがカンマで区切られていることを指定する。デフォルトはオン。
<<Set CSV EOF Tab(Boolean)
(オプション)フィールドがタブで区切られていることを指定する。
<<Set CSV EOF Space(Boolean)
(オプション)フィールドがスペースで区切られていることを指定する。
<<Set CSV EOF Spaces(Boolean)
(オプション)フィールドが複数のスペースで区切られていることを指定する。
<<Set CSV EOF Other("")
(オプション)その他の区切り文字を指定する。
<<Set CSV EOF CRLF(Boolean)
(オプション)行がキャリッジリターンとラインフィードで区切られていることを指定する。デフォルトはオン。
<<Set CSV EOF CR(Boolean)
(オプション)行がキャリッジリターンで区切られていることを指定する。デフォルトはオン。
<<Set CSV EOF LF(Boolean)
(オプション)行がラインフィードで区切られていることを指定する。
<<Set CSV Semicolon(Boolean)
(オプション)行がセミコロンで区切られていることを指定する。デフォルトはオフ。
<<Set CSV EOL Other("")
(オプション)その他の行の区切り文字を指定する。
<<Set CSV Quote("")
(オプション)引用符として使用する文字を指定する。デフォルトは二重引用符(\!")。
<<Set CSV Escape("")
(オプション)エスケープ文字を指定する。
<<Import Data
データを読み込む。
例
mfi = Multiple File Import(
<<Set Folder( "$SAMPLE_IMPORT_DATA" ),
<<Set Name Filter( "UN*.csv" ), // このファイル名をもつファイルを読み込む
<<Set Name Enable( 1 ) // ファイル名に対するフィルタを使用
)
<<Import Data();
Multiply(a, b, ...)
a*b*...
説明
すべての値を掛ける。どの引数も変更されません。
戻り値
nの階乗
引数
任意の変数、数値、または行列。
メモ
引数はいくつでも使えます。引数が指定されていない場合、Multiply()は1を戻します。
次も参照
『スクリプトガイド』のリスト演算子と関数
Name(string)
説明
名前。「名前」とは、ある項目をどう呼ぶを決めるものです。
– アルファベット文字またはアンダースコアで始まり、アルファベット文字、スペース、数学記号(Unicode)、特定の句読点(アポストロフィ、パーセント記号、ピリオド、バックスラッシュ、アンダースコア)のみが使われている名前であれば、スクリプトでそのまま使えます。
– そうでない名前は、Name()キーワードで指定する必要があります。
例
"name"n を用いることを推奨します。Name( string )は推奨されません。
"my-var-name"n = "hello";
Length( "my-var-name"n )
5
次も参照
『スクリプトガイド』の名前の規則
New OAuth2 Token(user(yourgoogleaccount@gmail.com), client ID(string), client secret(string), refresh token(string), token URL(string))
説明
さまざまなWeb APIでデータに安全にアクセスするための、OAuth2トークンを作成する。
引数(必須)
user
アクセスするアカウントのユーザ名、メールアドレス、またはID。
client ID
APIキーとして動作するパブリックID。
client secret
Client IDに対応するプライベートID。
refresh token
アクセストークンを得るために使用するトークン。
token URL
アクセストークンの入手元のURL。サービスごとに一意で、APIまたはOAuthページを通じてアクセスします。
引数(認証コード付与)
redirect URL( "https://app.getpostman.com/oauth2/callback" )
アクセスコードを送り返すURL。自身の会社やサービスがURLを用意しているのでない限り、無料のPostmanアカウントを作成してこのリダイレクトを利用することをお勧めします。
client secret( "1aB893cdDeFf2D" )
Client IDに対応するプライベートID。
request auth( ... )
認証コードフローを使用することを示す追加のパラメータ。Auth URL()が必要になります。サービスによっては、スコープが必要です。Fieldsを使ってカスタムフィールドを追加できます。
scope( "spreadsheets email docs" )
スペースで区切られた、スコープのリスト。サービスごとに一意で、APIまたはOAuthページを通じてアクセスします。Request Auth()でのみ使用できます。
auth URL( "https://www.example.com/oauth2/v1/authorize" )
認証をリクエストするためのURL。サービスごとに一意で、APIまたはOAuthページを通じてアクセスします。Request Auth()でのみ使用できます。
引数(インプリシット付与)
redirect URL( "https://app.getpostman.com/oauth2/callback" )
アクセスコードを送り返すURL。自身の会社やサービスがURLを用意しているのでない限り、無料のPostmanアカウントを作成してこのリダイレクトを利用することをお勧めします。
引数(リソースオーナー)
password( "wordpass123" )
ユーザ名に対応するパスワード。
client secret( "1aB893cdDeFf2D" )
Client IDに対応するプライベートID。
引数(カスタムデータ)
fields( fields )
HTTP RequestのForm( fields( fields ) )と等価なカスタムフィールド。New OAuth2 Token()とRequest Auth()の両方で指定できます。サービスが、OAuth 2.0標準で定義されていない情報を求めている場合のみ必要です。
headers( headers )
HTTP RequestのHeaders( headers )と等価なカスタムの見出し。New OAuth2 Token()でのみ指定できます。サービスが、OAuth 2.0標準で定義されていない情報を求めている場合のみ必要です。
例
token = New OAuth 2 Token (
User( "yourgoogleaccount@gmail.com" ),
Refresh Token( "1a2b3c4e5F" ),
Token URL( "https://www.example.com/oauth2/token" ),
Client ID( "12ab" ),
Client Secret( "3456dEfG" )
);
次も参照
クライアントシークレットやトークンURLなどの値を取得する方法について詳しくは、APIのマニュアルを参照してください。
Open Datafeed()
Datafeed()
説明
データフィードオブジェクトおよびウィンドウを作成する。
戻り値
データフィードオブジェクトへの参照
引数
引数は必須ではありません。ただし、通常は、Open Datafeed()内の引数によって、データフィードの基本操作を設定します。
Open Help("Help"|"Statistics Index"|"Scripting Index", ...)
説明
指定したヘルプウィンドウを開く。
Parse XML(string, On Element("tagname", Start Tag(expr), End Tag(expr), Text))
説明
On Elementで指定されたXMLタグによって、XMLを解析する。
例
XMLData = "
<Book name='食べ物'>大百科
<Chapter num='1'>果物
<kind>リンゴ</kind>
<kind>サクランボ</kind>
<ps>デザート大好き!</ps>
</Chapter>
<Chapter num='2'>パン
<kind>小麦</kind>
<kind>コーン</kind>
<ps>サンドイッチ大好き!</ps>
</Chapter>
<Chapter num='3'>野菜
<kind>カボチャ</kind>
<kind>キャベツ</kind>
<ps>これだけは勘弁!</ps>
</Chapter>
完全版
</Book> ";
// テキストを連結できるように変数を初期化
title = "";
subtitle = "";
chap = "";
chapnum = "";
ps = "";
Parse XML( XMLData,
On Element( "Book",
// Bookの開始時にname属性をキャプチャする
Start Tag( title = XML Attr( "name" ) ),
/* このBookには分割されたサブタイトルがあるので、テキストを結合する必要がある。
結合されたテキストはendTagのところで使用される。
Text(...)にJSLを指定する。*/
Text( subtitle = subtitle || " -- " || Trim( XML Text() ) ),
/* endTagによる変数の処理が終わったら、これらを
最初の状態に戻す。これは、同じXMLで
処理するBookがもう1つあった場合のため。*/
endTag( Write( "\!n", title, " ", subtitle ); title = ""; subtitle = ""; )
),
On Element( "Chapter",
// Chapterの開始時に章の番号をキャプチャする
Start Tag( chapnum = XML Attr( "num" ) ),
/*Chapterのテキストを結合し、改行と
余分なスペースを削除し、個々のテキストを単一のスペースで
区切る。<kind>タグは
このParseXML指定では無視される。<kind>テキストは、
他のOn Elementで使われていないため、このText(...)によって
On Element. */
Text( chap = chap || Trim( XML Text() ) || " " ),
/* endTagによる変数の処理が終わったら、それらを
最初の状態に戻す。これは、他にも
何もない状態で始めなければならないChapterがあるため。*/
endTag( Write( "\!n", chapnum, " ", chap, " ps: ", ps ); chapnum = ""; chap = ""; ps = ""; )
),
On Element( "ps", End Tag( ps = XML Text() ) )
);
1 果物 リンゴ サクランボ ps: デザート大好き!
2 パン 小麦 コーン ps: サンドイッチ大好き!
3 野菜 カボチャ キャベツ ps: これだけは勘弁!
食べ物 -- 大百科 -- 完全版
Platform Preferences(platform(option(value)), ...)
Platform Preference(platform(option(value)), ...)
Set Platform Preferences(platform(option(value)), ...)
Set Platform Preference(platform(option(value)), ...)
説明
プラットフォームの環境設定を設定または解除する。
引数
platform
環境設定を行うプラットフォーム。
option
オプションの名前。
value
オプションの値。
メモ
Table 2.4に、プラットフォームの環境設定を行うための構文を示します。
構文 |
説明 |
---|---|
Platform Preferences( <<Default ) Platform Preferences( <<Factory Default ) Platform Preferences( Default ) |
すべてのプラットフォーム環境設定をデフォルトの値にリセットする。 |
Platform Preferences( Platform( <<Default ) ) Platform Preferences( Platform( <<Factory Default ) ) Platform Preferences( Platform( Default ) ) |
指定されたプラットフォーム環境設定をデフォルトの値にリセットする。 |
Platform Preferences( Platform( option ( <<Default ) ) ) Platform Preferences( Platform( option ( <<Factory Default ) ) ) |
指定されたプラットフォームオプションをデフォルトの値にリセットする。 |
Platform Preferences( Platform( option( value, <<On ) ) ) |
指定されたプラットフォームオプションをオンにし、値を設定する。 |
Platform Preferences( Platform( option( value, <<Off ) ) ) |
指定されたプラットフォームオプションをオフにし、値を設定する。 |
例
次の式は、「一変量の分布」環境設定の[棒の幅の設定]オプションを選択(オンに)して、値を2に設定します。
Platform Preferences( Distribution( Set Bin Width( 2 ) ) );
次の式は、[棒の幅の設定]の値を変更し、このオプションを無効にします。
Platform Preferences( Distribution( Set Bin Width( 2, <<Off ) ) );
次の式は、[棒の幅の設定]の値をデフォルト値にリセットして、環境設定の選択を解除します。
Platform Preferences( Distribution( Set Bin Width( <<Default ) ) );
Polytope Uniform Random(samples, A, b, L, U, neq, nle, nge, <nwarm=200>, <nstride=25>)
説明
凸多面体上に一様乱数の点を生成する。
引数
Samples
生成される乱数の個数。
A
制約式の係数の行列。
B
制約式の右辺値。
L, U
変数の下限および上限。
neq
等号制約式の数。
nle
「以下」を示す不等号制約式の数。
nge
「以上」を示す不等号制約式の数。
nwarm
(オプション)予備反復の回数。結果を出力する前に、何回、反復を行うかを指定します。
nstride
(オプション)結果を出力する間隔。何回の1回のペースで結果を出力するかを指定します。
メモ
制約式は、等号制約、「以下」を示す不等号制約、「以上」を示す不等号制約の順に指定しなければなりません。
Preferences(pref1(value1), ...)
Preference(pref1(value1), ...)
Pref(pref1(value1), ...)
Prefs(pref1(value1), ...)
Set Preferences(pref1(value1), ...)
Set Preference(pref1(value1), ...)
説明
JMPの環境設定を設定する。
引数
Add Files Opened by Scripts to the Recent Files List(Boolean)
スクリプトが開いたファイルをホームウィンドウの「最近使ったファイル」リストに追加するかどうかを指定する。
Analysis Destination(window)
新しい分析の結果をどこに出力するかを指定する。
Annotation Font("font", size, "style")
レポートに表示される注釈のフォントを指定する。
Axis Font("font", size, "style")
軸ラベルのフォントを指定する。
Axis Title Font("font", size, "style")
軸タイトルのフォントを指定する。
Background Color( {R, G, B} | <color> )
ウィンドウの背景色を指定する。
Calculator Boxing(Boolean)
計算式エディタの中にボックスを作成し、大きい式の中の各項の階層がわかるようにする。
Conditional Formatting Rules
レポート内のテキストを条件付きの形式で表示するためのルールを作成する。例を参照してください。
Data Table Font("font", size, "style")
データテーブルのフォントを指定する。
Data Table Title on Output(Boolean)
レポートにデータテーブル名のタイトルをつける。
Date Title on Output(Boolean)
レポートに現在の日付のタイトルをつける。
Evaluate OnOpen Scripts("always"|"never"|"prompt")
ユーザがデータテーブルを開いたときにOn Openテーブルスクリプトを実行するかどうかを指定する。デフォルトでは、確認のメッセージが表示されます。1つのJMPセッションで再度同じデータテーブルを開いた場合は、前回のユーザーの選択が適用されます。ただし、別のプログラムを実行するスクリプトは実行されません。
Excel Has Labels(Boolean)
オンにすると、データの先頭行が列見出しと解釈される。
Excel Selection(Boolean)
オンにすると、Excelワークブックからどの(空白ではない)Excelワークシートを読み込むか指定するよう、プロンプトが表示される。
File Location Settings(<Directory Type>("<path>"<,"initial directory">))
次のディレクトリを指定できます。
Data Files Directory: データファイルのデフォルトの保存場所を設定する。
Help Files Directory: ヘルプファイルの保存場所を設定する。
Installation Directory: Windowsでは、次の場所がJMPのデフォルトのインストールフォルダに設定されている。
"C:¥Program Files¥SAS¥JMP¥17"または"C:¥Program Files¥SAS¥JMPPro¥17"
License File Path: JMPライセンスファイルのデフォルトの保存場所を設定する。
Preferences File Directory: 環境設定ファイルの保存場所を設定する。
Save As Directory: 名前を付けて保存の操作で使われるデフォルトの保存場所を設定する。
Foreground Color(color)
ウィンドウの前面の色を指定する。
Formula Font("font", size, "style")
計算式エディタに用いるフォントを指定する。
Graph Background Color(color)
グラフのフレーム内の背景色を指定する。
Graph Marker Size(size)
マーカーを描くときのデフォルトの大きさを指定する。
Heading Font("font", size, "style")
レポート中の表の、列見出しに使われるフォントを指定する。
Initial JMP Starter Window(Boolean)
起動時の「JMPスターター」ウィンドウの表示/非表示を指定する。
Initial Splash Window(Boolean)
起動時スプラッシュ画面の表示/非表示を指定する。
Maximum JMP Call Depth(size)
JMPにおける呼び出しの最大の深さ(スタックサイズ)のデフォルトを設定する。JSLビルトイン関数、ユーザ定義の関数、またはRecurse()関数をこの深さまで呼び出せます。設定は、デフォルトでは256KB。
JMPが作成する各スレッドは、デフォルトで2MBのスタックがあります。呼び出しの最大の深さを増やすと、物理的な実行スタックがオーバーフローを起こす可能性があるので、JSLスクリプトがうまく動作する最良の値を見つけるまで、この環境設定を少量ずつ増加させてください。
Marker Font("font", size, "style")
プロットで使用されるマーカーのフォントを指定する。
Monospaced Font("font", size, "style")
モノスペースフォントを指定する。
ODBC Suppress Internal Quoting(Boolean)
SQLステートメントに含まれるテーブル名や変数名に大文字、小文字、スペースが混在している場合に、内部で引用符を追加しない。
Outline Connecting Lines(Boolean)
同じレベルのアウトラインノードのタイトルを線でつないで見やすくする。
Print Settings(option(value), ... )
「ページ設定」ウィンドウの印刷オプションを変更する。
Margins( <n>, <n>, <n>, <n>): 左、上、右、下の余白を設定する。センチ単位で指定します。
Margins(<n>): すべての余白を同じ値(単位はセンチ)に設定する。
Orientation("portrait" | "landscape"): 用紙の向きを変更する。
Headers(<"char">, <"char">, <"char">): 左、中央、右のヘッダに表示されるテキストを指定する。
Headers(<"char">): ヘッダに表示するテキストのみを指定する。
Footers(<"char">, <"char">, <"char">): 左、中央、右のフッタに表示されるテキストを指定する。
Footers(<"char">): フッタに表示するテキストのみを指定する。
Scale(<n>): 印刷倍率を増減する。
Show Explanations(Boolean)
分析の種類によっては、出力について説明するテキストをオプションで表示する。
Show Menu Tips(Boolean)
メニューのヒントの表示/非表示を指定する。
Show Status Bar(Boolean)
ステータスバーの表示/非表示を指定する。
Small Font("font", size, "style")
小さなテキストに用いるフォントを指定する。
Text Font("font", size, "style")
レポートの中の一般的なテキストのフォントを指定する。
Thin Postscript Lines(Boolean)
macOSのみ。ポストスクリプトプリンタに出力する場合の線の太さを、それ以外の場合より細くするよう指定する。
Title Font("font", size, "style")
タイトルのフォントを指定する。引数にはフォント名(例: "Times")、ポイント数、スタイル("bold"、"plain"、"underline"、"italic")があります。
Use Triple-S Labels as Headings(Boolean)
オンにすると、ラベル名が列見出しと解釈される。例: Pref(Name("Use Triple-S Labels as Headings")(0) ); は、この環境設定をオフにします。
例
次の式は、すべての環境設定をデフォルトの値にリセットします。
Preferences( "Default" );
Preferences( "Factory Default" );
次のスクリプトは、レポート内のテキストの条件付き表示形式のルールを作成します。
Preferences(
Conditional Formatting Rules(
RuleSet(
RuleName( "警告" ),
// 値が0でない場合、テキストを80%のグレーで表示する。
NotEqualTo( Value( 0 ), Format( TextAlpha( 0.8 ) ) )
)
)
);
メモ
テキストデータファイル、Windowsのみ、Mac OSの設定、フォント、通信、スクリプトエディタ、JMPアップデートの環境設定には、JSLを使ってアクセスすることはできません。
次も参照
Platform Preferences(platform(option(value)), ...)
Register Addin("unique_id", "home_folder", <named_arguments>)
説明
JMPアドインを登録し、正常に登録されたら、そのアドインをロードする。
戻り値
成功した場合は、登録されたアドインを示すスクリプト可能オブジェクトを戻す。成功しなかった場合は、空を戻す。
引数
unique_id
アドインの一意の識別子を示す引用符付き文字列。最大64文字まで使用できます。文字列の最初は文字でなければならず、文字、数字、ピリオド、下線を使用できます。一意である確率を上げるために、DNSの逆の名前を使用することをお勧めします。
home_folder
アドインファイルを含むフォルダのファイルパスを示す引用符付き文字列。ファイルパスは、ホストのオペレーティングシステムのファイルパス要件を満たすものでなければなりません。
DisplayName( "name" )
(オプション)制限のある一意のID名ではなく、JMPユーザインターフェースでのアドインの表示に使われる、わかりやすい表示名。
JMPVersion("version")
(オプション)JMPの特定のバージョンを示す引用符付き文字列。デフォルト値は"All"で、この場合、アドインに対応しているすべてのJMPバージョンでアドインのロードおよび実行ができます。"Current"を指定すると、アドインの使用が現在のバージョンのみに制限されます。引用符付きのバージョン番号("7"や"9"など)を指定すると、アドインの使用が単一のJMPバージョンに制限されます。
LoadsAtStartup(Boolean)
(オプション)ブール値。デフォルト値は1(真)で、この場合、JMPの起動時にアドインがロードされます。0(偽)を指定すると、アドインは自動的にはロードされません。
LoadNow(Boolean)
アドインを即座にロードする。
メモ
指定されたホームフォルダに「addin.def」という名前のファイルがあれば、Register Addin()関数に含まれていないオプションの引数すべてに、そのファイルの値が使用されます。
例
次の例では、第1引数で一意の識別子を指定し、第2引数でアドインのインストール先を指定しています。第3引数では、アドイン名が通常表示される場所で使用する表示名を指定しています(たとえば、Windowsの[表示]>[アドイン])。
Register Addin("com.company.lee.dan.MyAddIn","$DOCUMENTS/myaddin", displayname( "Calculator Addin" ));
第2引数は、$ADDIN_HOMEパス変数を設定します。このアドインスクリプトを参照する際は、パス変数の末尾に必ずスラッシュを含めます。
Include("$ADDIN_HOME(com.jmp.jperk.texttocols)/texttocols.jsl");
Revert Menu()
説明
JMPメニューを出荷時の状態に戻す。
Run Program(Executable("path/filename.exe"), Options({"/a", "/b", "..."}), Read Function(expression), Write Function(expression), Parameter(expression))
説明
Executable引数で指定された外部プログラムを、Options引数で指定されたコマンドライン引数を使って実行する。
結果
引用符付き文字列、BLOB、またはRun Programオブジェクトのいずれかを、Read Function引数による制御に従って戻す。
引数
Executable
実行ファイルのパス。macOSの場合は、実行ファイルのフルパスをタイプします。
Options
実行ファイルのコマンドライン引数。
Read Function
Read Function( "text" )が指定された場合は引用符付き文字列を戻し、Read Function( "blob" )が指定された場合はBLOBを戻す。スクリプトは、外部プログラムがそのstdoutを閉じるまで待ちます。その後、Run Programは、外部プログラムが引用符付き文字列またはBLOBとしてstdoutに書き込んだすべてのデータを戻します。
Read Functionが指定されなかった場合は、Run Programオブジェクトを戻します。
Write Function
(オプション)関数を値として受け入れる。"text"や"blob"は受け入れられません。
Parameter
(オプション)Read Functionで式を読み/書きするための引数。
メモ
• Run Program()が関数の中に含まれている場合、Run Programの中ではローカル変数ではなく、グローバル変数を使用してください。
• Read Functionが指定されていない場合に戻されるRun Programオブジェクトは、外部プログラムのstdoutからデータを読み取るための以下のメッセージを受け入れます。
– <<Read: 読み取り可能なデータを引用符付き文字列として読み取る。読み取り可能なデータがない場合は、空の文字列を戻します。
– <<Can Read: 読み取り可能なデータがある場合は1(真)を戻す。
– <<Is ReadEOF: 外部プログラムが完了し、すべてのデータを読み取ったら、1(真)を戻す。
これらのメッセージを使って、外部プログラムによってデータが生成されたときに、それらのデータをポーリングし、処理できます。
• Run Programオブジェクトは、データを外部プログラムのstdinに書き込むための以下のメッセージを受け入れます。
– <<Write( "text" ): 外部プログラムのstdinにデータを送る。
– <<Can Write: 外部プログラムが即時にデータを受け入れる場合は1(真)を戻す。そうでない場合、<<Writeを呼び出すとスクリプトが止まってしまいます。
– <<WriteEOF: データ送信が終了したことを示す、外部プログラムへの信号。
• 戻されたRun Programオブジェクトにメッセージを送る代わりに、Read Function引数をインライン関数として指定できます。RPはRun Programオブジェクトです。
RP = Run Program(
Executable( ... ),
Read Function(
Function( {RP},
<ここにコードを入力>
RP << Read
)
)
);
Parameter(optParm)引数は、Read Functionにおけるオプションの引数です。これが指定された場合、Read FunctionとWrite Functionに定義された関数は、第2引数(optParmの値)を受け取ることができます。
例
次のスクリプトは、Write Function引数の一例です。RPはRun Programオブジェクトです。この例では、<<Writeと<<WriteEOFのメッセージを受け取っています。
RP = Run Program(
Executable( ... ),
Write Function(
Function( {RP},
<ここにコードを入力>
RP << Write( "Program finished." )
)
)
);
次のスクリプトは、Parameter(optParm)引数の一例です。
RP = Run Program(
Executable( ... ),
Parameter( x ),
Read Function( Function( {RP, optParm},... ) )
);
Read Function内で、optParmはxの値を含んでいます。Parameter引数を指定していない場合は、関数内のoptParm引数にアクセスしようとしないでください。
Schedule(n, script)
説明
n秒後に指定のスクリプト(script)を実行するというイベントをキューに入れる。
Set Clipboard(string)
説明
指定された引用符付き引数("string")のテキスト部分の情報をクリップボードに入れる。
例
Set Clipboard( "このテキストをコピー" );
SetJVMOption( Version("<version number>") )
説明
JMPで使用するJava Runtime Environemnt(JRE)のバージョン(JMPとともにインストールされるバージョン以外)を指定できる。このスクリプトは、JMPがJREに接続する前に実行する必要があります。
引数
version
(Windowsのみ)WindowsレジストリのJavaSoft/Java Runtime Environmentキーに関して次の2つの要件がある。1つは、有効なjvm.dllを指す"RuntimeLib"と言う引用符付き文字列をキーに含める必要があります。もう1つは、Java Runtime Environmentキーに、引用符付きのJVMバージョン番号の名前を持つキーを含める必要があります。
Set Platform Preference()
Set Platform Preferences()
Platform Preferences(platform(option(value)), ...)を参照してください。
Set Preference()
Set Preferences()
Preferences(pref1(value1), ...)を参照してください。
Set Toolbar Visibility( "toolbar name" | default | all, window type | all, "true" | "false" )
説明
Windowsで、ウィンドウタイプに基づいて、またはすべてのウィンドウに対して、ツールバーを表示するか、非表示にする。
引数
toolbar name | default | all
ツールバーの内部名(JMPの[表示]>[ツールバー]のリストを参照)、指定したウィンドウタイプのデフォルトのツールバー(default)、またはすべてのツールバー(all)。"toolbar name"には引用符が必要です。
window type | all
データテーブル(Data table)、スクリプト(script)、レポート(report)、ジャーナル(journal)、またはすべてのウィンドウ(all)。
true | false
ツールバーの表示または非表示を指定する引用符付き文字列。
Shortest Edit Script( A, B )
Shortest Edit Script( strings( A, B, <matrix( 0|1 )>, <limit( number )> ) )
Shortest Edit Script( lines( A, B, <matrix( 0|1 )>, <limit( number )>, <separators( characters )>, <ignore( characters )|ignore white space( )> ) )
Shortest Edit Script( sequences( nA, nB, Function( {iA, iB}, adata[iA] == bdata[ib] ) ) )
説明
2つの引用符付き文字列、行、またはシーケンスを比較する。
戻り値
編集コマンドのリストまたは行列を戻す。比較対象のみを指定した場合は、リストが戻されます。引用符付きのstringsまたはlinesを指定した場合は、戻り値として行列またはリストのいずれかを指定できます。sequencesは行列を戻します。
利用できるコマンドは3つあります。両方の引用符付き文字列で共通のデータ、最初の文字列から削除するデータ、2つ目の文字列で維持するデータです。
オプションの引数
matrix
戻り値を行列にするかどうかを指定する。
limit
編集リストの挿入または削除項目が指定の数を超えたら、評価を停止する。比較したい文字列がランダムであっても、多くの個所に多くの共通な文字がありえます。そのため、比較する文字列がランダムな文字列である場合、最良の一致を探すために、処理時間がかかる場合があります。limitを指定すると、関数の実行時間が短くなります。
Linesのオプションの引数
matrix
戻り値を行列にするかどうかを指定する。
limit
編集リストの挿入または削除項目が指定の数を超えたら、評価を停止する。比較したい文字列がランダムであっても、多くの個所に多くの共通な文字がありえます。そのため、比較する文字列がランダムな文字列である場合、最良の一致を探すために、処理時間がかかる場合があります。limitを指定すると、関数の実行時間が短くなります。
separators
単語を区切る文字。
ignore
行の中にある指定された文字を無視する。
ignore white space
行の中にあるスペースを無視する。
Sequencesのオプションの引数
Function
ユーザ定義関数。
例
次の例は、共通する文字シーケンスを3つ持つ、2つの引用符付き文字列を比較します。
Shortest Edit Script( "abcdef", "abdezgh" );
{{"Common", "ab"}, {"Remove", "c"}, {"Common", "de"}, {"Insert", "zgh"}, {"Remove", "f"}}
次の例は、aaとbbの各行を調べています。
aa = "this is
a test of
shortest
edit script
lines with several words";
bb = "this is
a test 2 of
shortest
edit ?., script
lineswithseveral words";
Shortest Edit Script( lines( aa, bb, separators( "\!N" ),
// 行の区切り文字を引用符で囲んで指定
ignore( "?., " ) ) ); // これらの文字とスペースを無視
{{"Common", "this is // "this is"はaaとbbに共通する行
"}, {"Remove", "a test of // aaのみ2行目にある
"}, {"Insert", "a test 2 of // bbのみ2行目にある
"},
{"Common", "shortest
edit script
lines with several words"}}
// aaとbbの両方に含まれる行:"shortest"、"edit script"、"lines with several words"
次も参照
『スクリプトガイド』の文字列、行、またはシーケンスの相違点の特定
Show Addin Builder Dialog()
説明
カスタムアドインを作成するためのウィンドウを開く。
Show Addins Dialog()
説明
アドインのステータスウィンドウを開く([表示]>[アドイン])。
引数
なし
Show Commands()
説明
スクリプト可能なオブジェクトと演算子をすべて表示する。引数には、All、DisplayBoxes、Scriptables、Scriptable Objects、StatTerms、Translationsを指定できます。
Show Preferences(<"all">)
説明
現在の環境設定を表示する。引数が指定されていない場合、変更された環境設定を表示します。引数に"all"が指定されている場合は、すべての環境設定を表示します。
Show Properties(object)
説明
与えられたオブジェクト(object)が解釈できるメッセージと、その基本的な構文情報を表示する。
Sobol Quasi Random Sequence(nDim, nRow)
説明
Sobol数列の準乱数を生成する。最大4000次元まで。この準乱数は、Space Filling(空間充填)の分野で利用されることがある。
Socket(<STREAM | DGRAM>)
説明
ソケットを生成する。
戻り値
生成されたソケット
引数
STREAM | DGRAM
(オプション)ソケットの種類がストリームかデータグラムかを指定する。引数が指定されていない場合、ストリームソケットが生成される。
Speak(text, <wait(Boolean)>)
説明
システムの音声出力機能を呼び出し、テキストを読み上げる。Waitがオンになっている場合、次のスクリプトは読み上げが終了してから実行されます。
Status Msg("message")
説明
引用符付き文字列(message)をステータスバーに表示する。
Subtract(a, b)
a-b-...
説明
リストされた引数の値を、左から右へと引く。どの引数も変更されません。
戻り値
差
引数
2つ以上の変数、数値、または行列。
メモ
2つ以上の引数が使えます。
次も参照
『スクリプトガイド』のリスト演算子と関数
Unregister Addin("unique_id")
説明
登録されたアドインの登録を解除(削除)する。
引数
unique_id
登録を解除するアドインの一意の識別子を示す引用符付き文字列。
Web(string, <JMP Window>)
説明
引用符付きのstringで指定されたURLをデフォルトのWebブラウザで開く。
URL内のhttp://接頭辞は省略することも可能です。
例
url = "www.jmp.com"; // URLをデフォルトのWebブラウザで開く
Web( url );
Web( "www.jmp.com" ); // URLをデフォルトのWebブラウザで開く
Web( "www.jmp.com", JMP Window ); // URLをJMPのブラウザウィンドウで開く
XML Attr("attr name")
説明
Parse XMLコマンドの評価において、XML引数の引用符付き文字列を抽出する。
XML Decode("xml")
説明
XML内の記号を通常のテキストにデコードする。たとえば、&を&、<を<に変更します。
引数
xml
XMLを含んだ引用符付き文字列。
XML Encode("text")
説明
XMLに埋め込むテキストを準備する。たとえば、&を&、<を<に変更します。
引数
xml
プレーンテキストを含んだ引用符付き文字列。
XML Text()
説明
Parse XMLコマンドの評価において、XMLタグの本体(ボディ)の引用符付き文字列を抽出する。