このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


第 “1つの予測変数による回帰分析”では、予測変数1つと応答変数1つから成る単回帰モデルを紹介しました。重回帰では、複数の予測変数を用いて応答変数の平均を予測します。
この例では、キャンディバーの栄養価情報を記録した「Candy Bars.jmp」データテーブルを使用します。
重回帰を用いて、これら3つの予測変数から応答変数の平均を予測します。
1.
[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Candy Bars.jmp」を開きます。
2.
3.
「カロリー」を選択し、[Y, 列]をクリックします。
4.
「総脂肪(g)」「炭水化物(g)」、および「タンパク質(g)」を選択し、[X]をクリックします。
5.
[OK]をクリックします。
図5.26 散布図行列の結果
引き続き、キャンディバーのサンプルデータ「Candy Bars.jmp」を使用します。
2.
「カロリー」を選択し、[Y]をクリックします。
3.
「総脂肪(g)」「炭水化物(g)」、および「タンパク質(g)」を選択し、[追加]をクリックします。
4.
「強調点」メニューから[要因のスクリーニング]を選択します。
図5.27 「モデルのあてはめ」ウィンドウ
5.
[実行]をクリックします。
メモ: すべてのモデルの結果についての詳細は、『基本的な回帰モデル』の「モデルの指定」章を参照してください。
「予測値と実測値のプロット」には、カロリーの予測値と実測値が表示されます。予測値が実測値に近いほど、散布図上の点が赤い線の近くに分布します。予測値と実測値のプロットを参照してください。すべての点が赤い線の非常に近くに分布しているため、モデルはカロリーを良く予測していることがわかります。
図5.28 予測値と実測値のプロット
モデルの予測力を示す別の指標として、R2乗値(予測値と実測値のプロットの図の下部に表示されています)があります。R2乗値は、カロリーの変動のうち、モデルによって説明できる割合を表します。この値が1に近いほど、モデルの予測力は高くなります。この例では、R2乗値は0.99です。
図5.29 「パラメータ推定値」レポート
図5.30 予測プロファイル
図5.31 Milky Wayの要因値
メモ: 「予測プロファイル」の詳細については、『プロファイル機能』の「プロファイル」章を参照してください。