「Tiretread.jmp」データテーブルの実験データは、「シリカ」、「シラン」、「硫黄」がタイヤのトレッドの性能を示す4つの指標にどのような影響を及ぼすかを調べた結果です。この例では、応答のうち、「摩擦」のみを検討します。
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[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Tiretread.jmp」を開きます。
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[分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。
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「摩擦」を選択し、[Y]をクリックします。
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[ダイアログを開いたままにする]をチェックします。
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[実行]をクリックします。
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「応答 摩擦」の赤い三角ボタンのメニューから[推定値]>[予測式の表示]を選択します。
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図A.17 因子をコード変換せずにあてはめたモデルの予測式
これらの係数に基づいて効果の大きさを比べることはできません。係数の大きさが、因子設定の範囲全体で見たときの、「摩擦」への影響の大きさを表していないからです。また、係数の解釈も簡単ではありません。たとえば、「シリカ」が中間値にあるときの影響を解釈しようとしても、係数が参考になりません。
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「プロパティの一括設定」パネルで[列プロパティ]>[コード変換]を選択します。
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[OK]をクリックします。
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「モデルのあてはめ」ウィンドウで[実行]をクリックします。
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「応答 摩擦」の赤い三角ボタンのメニューから[推定値]>[予測式の表示]を選択します。
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図A.18 因子をコード変換してからあてはめたモデルの予測式
因子をコード変換すると、係数に基づいて効果の大きさが比較できるようになります。因子設定の範囲全体で見たときに、「シラン」が「摩擦」に及ぼす効果が最も大きいことがわかります。「シリカ」や「シラン*硫黄」の効果も大きいです。
コード変換した因子の係数は、解釈しやすいのも特徴です。たとえば、すべての因子がそれぞれの範囲の中間値にある場合、「摩擦」の予測値は切片の139.12になります。
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変更を保存せずに「Tiretread.jmp」データテーブルを閉じます。
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