[最適化]を選択すると、「被覆配列」プラットフォームで作成された計画や、赤い三角ボタンのメニューにある[計画のロード]でロードした計画のサイズが小さくなります。「被覆配列」プラットフォームで既に大域的に最適となっている計画には、このオプションを適用できません。特に、因子が2水準で、制約がない強度2の計画は、常に大域的に最適な計画となっています。また、因子数がt+1個で、制約がない強度tの計画は、任意のtに対して、常に大域的に最適な計画となっています。
ここで行われている計算の詳細については、第 “最適化アルゴリズム”を参照してください。
「最大反復回数」オプションには、計画を最適化するための反復計算の最大反復回数を指定できます。
一連の制約のせいで、必要な因子水準をすべて含んだ被覆配列が作成できない場合、そのような制約を、充足不可能な(unsatisfiable)制約と言います。
1.
|
[実験計画(DOE)]>[特殊な目的]>[被覆配列]を選択します。
|
2.
|
「N個の因子を追加」のボックスに「3」と入力します。
|
3.
|
[因子の追加]メニューから[3水準]を選択します。
|
4.
|
[続行]をクリックします。
|
5.
|
[フィルタで許可しない組み合わせを指定]を選択します。
|
6.
|
「フィルタリングする因子の追加」リストから、3つの因子すべてを選択し、[追加]をクリックします。
|
–
|
–
|
図20.20 「因子の制約を定義」パネルに入力したところ
8.
|
「被覆配列」の赤い三角ボタンのメニューから[乱数シード値の設定]を選択します。
|
9.
|
「12345」と入力し、[OK]をクリックします。
|
10.
|
[計画の作成]をクリックします。
|
図20.21 「計画」アウトラインと「指標」アウトライン
「計画」アウトラインの冒頭にある注意は、制約のせいで設定が欠けている実験が1つあることを示しています。実験9がそれです。被覆配列の強度を2にするためには、X1がL1、X3がL3の組み合わせが必要です。しかし、この組み合わせでは、X2のすべての設定が許可されません。