この例では、射出成形工程によって製造された部品の収縮について調べます。「Design Experiment」フォルダにある「Thermoplastic.jmp」サンプルデータには、この実験で使用する原料(熱可塑性物質)の25個のバッチが一覧されています。各バッチについて、材料の比重と抗張力を共変量として測定されています。3番目の共変量である「供給業者」もわかっています。
ここで調べたいのは、制御可能な因子である温度(型温)、速度(スクリューの速度)、時間(押している時間)が、収縮に及ぼす影響です。ただし、3つの共変量「比重」、「抗張力」、「供給業者」の影響についても調べるつもりです。リソースの都合で、実験回数は12に限られます。
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[実験計画(DOE)]>[カスタム計画]を選択します。
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[因子の追加]をクリックし、[共変量]を選択します。
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「N個の因子を追加」の右側のボックスに「3」と入力します。
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[因子の追加]>[連続変数]を選択します。
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図5.62 「応答」および「因子」アウトライン
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[続行]をクリックします。
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「実験の回数」の横に「12」と入力します。
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[計画の作成]をクリックします。
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図5.63 実験数が12の最適計画
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「計画の評価」>「相関のカラーマップ」アウトラインを開きます。
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図5.64 相関のカラーマップ
主効果に相当する7つの項が、カラーマップの左上に表示されます。7つの項が直交に近いことに注目してください。相関の絶対値が最も大きいのは、「抗張力」と「供給業者2」の相関です。ただし、この相関の絶対値、約0.43は、与えられているデータの共変量の値から求めたものです。(相関のカラーマップは、JMPのデフォルトの色を使用しています。)