「ブロック因子の数」テキストボックスで指定した数のブロックを追加します。このオプションを選択すると、主効果と直交しているブロック因子を含み、かつ、すべての主効果と2乗効果から成るモデルが推定可能である計画が作成されます。詳細については、第 “ブロック因子を追加(2乗項を推定するための中心点も追加)”を参照してください。
「ブロック因子の数」テキストボックスで指定した数のブロックを追加します。このオプションを選択した場合、計画の構造から必要とされる最低限の中心点しか追加されません。主効果と直交しているブロック因子を含み、かつ、すべての主効果と2乗効果から成るモデルが推定できない場合がある計画が作成されます。詳細については、第 “ブロック因子を追加(中心点は追加しない)”を参照してください。
メモ: [ブロック因子を追加(中心点は追加しない)]は、すべてではなく、いくつかの2乗効果しか重要ではないと想定できる場合にのみ使用してください。
元の決定的スクリーニング計画に対して、中心点以外の実験を追加します。このオプションにより実験を追加した計画のデータには、モデル選択の方法として効果的モデル選択(effective model selection)を適用することができます。第 “追加の実験”および「「決定的スクリーニングのあてはめ」プラットフォーム」章の「決定的スクリーニング計画の効果的モデル選択」(261ページ)を参照してください。
中心点とは、連続変数の因子がすべて中間値に設定された実験を指します。因子がすべてカテゴリカルである場合でも、ブロック因子に関する上記2つのオプションのいずれも選択できます。このときは、中心点は追加されず、2つのオプションのいずれも、主効果と直交しているブロック因子を含む計画を作成します。
メモ: 2乗項を推定するブロック計画の作成方法と性質については、Jones and Nachtsheim(2016)を参照してください。この論文では、ブロック因子を変量効果として扱うことについても言及しています。
[ブロック因子を追加(2乗項を推定するための中心点も追加)]オプションで作成される計画は、次のような性質を持ちます。
計画に連続変数の因子だけが含まれている場合、以上の性質を持つk因子のブロック計画は、次のように作成します。
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k因子の決定的スクリーニング計画から、中心点を削除します。
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なお、一部の因子がカテゴリカルである場合で、[ブロック因子を追加(2 乗項を推定するための中心点も追加)]オプションを選択したときには、(すべてのブロックにではなくて)いくつかのブロックだけに中心点をペアで追加します。この方法で作成された計画でも、その構造により、ブロック因子と主効果が直交しており、かつ、すべての主効果と2乗効果が推定可能となっています。
ブロック内に符号が逆になっているペアが含まれることが唯一の条件なので、ブロック数は、因子数kが偶数の場合は2~k、kが奇数の場合は2~k+1となります。 第 “カンファレンス行列と実験回数”を参照してください。JMPはなるべくサイズの等しいブロックを作成しようとします。
[ブロック因子を追加(中心点は追加しない)]オプションは、因子がすべて連続尺度なら中心点が1つの計画を作成し、カテゴリカルの因子があるなら中心点が2つの計画を作成します。作成される計画は、次のような性質を持ちます。
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追加の中心点がないk因子のブロック計画は、次のように作成されます。
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ブロックなしの決定的スクリーニング計画では、カテゴリカルな因子がある場合、カンファレンス行列とその符号を変えたものから構成される計画に、2つの中心点を追加します。第 “カンファレンス行列と実験回数”を参照してください。この計画をもとに、中心点をさらに追加することなしにブロック因子を含む計画を作成する場合、これら既存の2つの中心点がいずれか1つのブロックに含められます。
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ブロック内に符号が逆になっているペアが含まれることが唯一の条件なので、ブロック数は、因子数kが偶数の場合は2~k、kが奇数の場合は2~k+1となります。 第 “カンファレンス行列と実験回数”を参照してください。JMPはなるべくサイズの等しいブロックを作成しようとします。