各行に1つの応答を保存したデータテーブルが作成され、「応答名」という列に各応答の名前が表示されます。その他の4つの列には、「下限」、「上限」、「応答目標」、「重要度」が含まれます。これで保存した情報は、ほとんどの「実験計画(DOE)」ウィンドウで簡単に読み込むことができます。
メモ: 空のテーブルにデータを直接入力して因子のテーブルを作成することもできますが、この方法は推奨しません。その場合も、すべての列に適切な役割を割り当てる必要があります。役割を割り当てるには、データグリッド内で列名を右クリックし、[列プロパティ]>[因子の役割]を選択します。「因子の役割」セクションで、適切な役割を選択します。
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「シミュレーション」という名前のスクリプトが、計画のデータテーブルに保存されます。このスクリプトを実行すると、「モデル」ウィンドウが再び開き、シミュレーション値を再度計算したり、応答変数の確率分布を変更したりできます。
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「モデル」ウィンドウでは、乱数シミュレーションで用いる応答変数の確率分布を選択してください。このウィンドウで[適用]ボタンをクリックすると、「<Y>のシミュレーション」という名前の列が更新されます。ここで、「<Y>」は応答列の名前です。[適用]を再びクリックすると、この「<Y>のシミュレーション」の値が更新されます。
メモ: [応答のシミュレート]オプションを使うと、JMP Proのシミュレーションの機能を使ってシミュレーション分析を実行できます。実験計画を用いたシミュレーションの詳細は、『基本的な統計分析』の「シミュレーション」章を参照してください。
「モーメント行列」および「モデル行列」というスクリプトを、計画のデータテーブルに保存します。スクリプトには、モーメント行列とモデル行列が含まれます。「カスタム計画」章の「X行列の保存」(103ページ)を参照してください。
注意: 名義尺度の因子を含む計画の場合、[X行列の保存]オプションによって保存された「モデル行列」は、「モデルのあてはめ」で使用される計画行列とは異なります。「モデルのあてはめ」で使用される計画行列を得るには、「モデル」スクリプトを実行した後、「モデルのあてはめ」レポートで、[列の保存]>[コーディングのテーブルを保存]を選択してください。
メモ: Cotter計画がデフォルトで表示されるよう、環境設定で設定しておくことができます。それには、[ファイル]>[環境設定]>[プラットフォーム]>[実験計画(DOE)]を選択し、[Cotter計画を抑制]の選択を解除します。
アルゴリズムの反復に時間がかかる場合は、「計画を計算中」というウィンドウが開き、進行状況が表示されます。進行状況を示すバーにカイ2乗効率が表示されます。第 “カイ2乗効率”を参照してください。このウィンドウで[キャンセル]をクリックすると、計算が停止し、その時点で見つかっている最良の計画が提示されます。
メモ: [計画の検索時間]は、環境設定として設定することもできます。それには、[ファイル]>[環境設定]>[プラットフォーム]>[実験計画(DOE)]を選択します。そして、[計画の検索時間]チェックボックスをオンにし、最大秒数を入力します。直交配列が見つかった時点で、検索は終了します。なお、ある状況においては、指定の秒数を超える場合には自動的に検索時間が延長されます。