[等高線]は、データの密度の等高線(または色分け変数を使用している場合はその変数の値の等高線)を表示します。密度等高線は、散布図の点の数が多く、密度のパターンが読み取りにくい場合などに便利です。データ点の密度を反映した、滑らかな二変量のノンパラメトリック密度面があてはめられます。ノンパラメトリック密度面は、各点における二変量の確率密度関数を推定し、二変量ヒストグラムを連続量として表現したものです。[等高線]は、このノンパラメトリックな密度の等高線をプロットします。
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1つの連続変数のみの場合は、等高線ではなくバイオリンプロットが表示されます。バイオリンプロットは、カーネル密度を縦軸に対して対称にプロットすることで、データの密度を表します。カーネル密度は、各点で確率密度関数を推定し、連続的ヒストグラムとして表現したものです。バイオリンプロットは、箱ひげ図の箱とひげを左右対称のカーネル密度で置き換えたようなものです。
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等高線プロットに色分け変数を追加すると、色分け変数の値を反映した等高線が表示されます。値の等高線は、Delaunayの三角分割を使用して計算されます。オプション(「変換」)を選択することで、XとYの範囲により正規化されたプロットを表示できます。「グラフビルダーの例」章の「色分け変数を使った等高線図の例」(102ページ)を参照してください。
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等高線プロットの例については、「グラフビルダーの例」章の「クラスター分析に基づくウエハーマップの例」(126ページ)を参照してください。バイオリンプロットの例については、「グラフビルダーの例」章の「バイオリンプロットの例」(104ページ)を参照してください。
図3.29 「等高線」のオプション
ヒント: 複数のグラフがある場合は、異なる変数を使って各グラフの色やサイズを調整できます。2つ目の変数を「色」または「サイズ」ゾーンにドラッグし、その隅にドロップします。「変数」のオプションで、特定の色やサイズの変数を選択し、各グラフに適用します。