SASサーバーオブジェクト

このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2 からご覧いただけます。

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SASサーバーオブジェクト

sasconn<<Assign Libref("libref", "path", engine, engine options)

このSASサーバー接続上において、SASライブラリ参照を割り当てる。

「JSL関数」章の「SAS Assign Lib Refs("libref", "path", <"engine">, <"engine options">)」（240ページ）を参照してください。

sasconn<<Cancel Submit()

このサーバーに対して非同期で実行されていると考えられるSAS Submitをキャンセルする。

実行中のサブミットが見つかりキャンセルされた場合は1、そうでない場合は0

sasconn<<Clear Log History()

このサーバーのSASログ履歴を消去する。

sasconn<<Clear Output History()

このサーバーのSASアウトプット履歴を消去する。

sasconn<<Connect(<named arguments>)

切断されたSASサーバー接続オブジェクトの再接続を試みる。

接続に成功したときは1、そうでなければ0

名前付き引数

名前付き引数はすべてオプションです。

UserName("name")

接続に必要なユーザ名を示す引用符付き文字列

Password("password")

（オプション）接続のためのパスワードを示す引用符付き文字列

Prompt(Always|Never|IfNeeded)

キーワード。Alwaysでは、接続を試みる前に常にプロンプトを表示します。Neverでは、接続の試みに失敗した場合でもプロンプトを表示しません（失敗しても、ただ単にログにエラーメッセージが送られるだけ）。IfNeeded（デフォルト値）では、与えられたパラメータで接続に失敗した場合（または与えられた認証情報では接続できない場合）にプロンプトを表示します。

sasconn<<Deassign Libref("libref")

このSASサーバー接続上において、SASライブラリ参照の割り当てを解除する。

ライブラリの参照名を示す引用符付き文字列

sasconn<<Disconnect()

このSASサーバー接続を切断する。

sasconn<Does Module Exist("moduleName")

指定のSASモジュールが、接続されたSASサーバーに存在するかどうか判断する。これは、特定のSAS製品がインストールされているかどうかを調べるのに便利です。モジュールの存在を特定するのに、SASデータステップ関数MODEXISTが使用されます。MODEXISTはSAS 9.2から導入されたため、SAS 9.2より前のバージョンでのSAS接続に対して呼び出された場合は、例外をスローします。

指定のモジュールが存在する場合は1、そうでない場合は0

存在を確認するSASモジュール。引用符付きで指定します。拡張子はつけません。

sasconn<<Export Data(dt, "library", "dataset", <named arguments>)

アクティブなSASサーバー上の指定されたライブラリ内に、JMPデータテーブルをSASデータセットとして書き出す。

データテーブルが正常に書き出されたときは1、そうでなければ0

「JSL関数」章の「SAS Export Data(dt, "library", "dataset", <named_arguments>)」（242ページ）を参照してください。

sasconn<<Get Data Sets("libref")

このSASサーバー接続から、SASライブラリ内に定義されているデータセットのリストを戻す。

文字列のリスト

SASライブラリ参照名または表示ライブラリ名を示す引用符付き文字列。引数で指定されたライブラリ内にあるSASデータセットがリストで戻されます。

sasconn<<Get Error Count()

前回のSAS Submitで生じたエラーの数を取得する。

sasconn<<Get File("source", "dest")

このSASサーバー接続からファイルをダウンロードする。

「JSL関数」章の「SAS Get File("source", "dest", "encoding")」（244ページ）を参照してください。

sasconn<<Get File Names("fileref")

このサーバー接続から、与えられたファイル参照（"fileref"）にあるファイル名のリストを取得する。

文字列のリスト

ファイル参照名を示す引用符付き文字列。指定されたファイル参照の配下にあるファイルの名前が取得されます。

sasconn<<Get File Names In Path("path")

このSASサーバー接続から、与えられたパス（"path"）にあるファイル名のリストを取得する。

文字列のリスト

ファイル名を取得するサーバー上のディレクトリパスを示した引用符付き文字列

sasconn<<Get File Refs()

このSASサーバー接続から、現在定義されているSASファイル参照のリストを取得する。

文字列のリスト

sasconn<<Get Librefs(<named arguments>)

このSASサーバー接続から、現在定義されているSASライブラリ参照のリストを取得する。

文字列のリスト

「JSL関数」章の「SAS Get Lib Refs(<named arguments>)」（245ページ）を参照してください。

sasconn<<Get Log()

このサーバー接続から、前回のSAS SubmitのSASログを取得する。

sasconn<<Get Option Name()

SASに対し、SASのオプション変数の値を照会する。

次のスクリプトは、指定された変数を反復処理し、変数値を出力します。

option_names = sasconn << Get Option Names();

For(i=1, i <= N Items(option_names), i++,

	option_value = sasconn << Get Option Value (option_names[i]);

	output = option_names[i] || "=" || char(option_value) || "/!n";

	Write(output);

);

sasconn<<Get Output()

このSASサーバーオブジェクトへ最後に送信したSASコードの出力リストを戻す。

sasconn<<Get Results()

前回のSASサブミットの結果をスクリプト可能なオブジェクトとして取得する。これにより、結果を柔軟に処理できるようになります。

スクリプト可能なSAS実行結果オブジェクト

sasconn<<Get Submit Status()

このサーバーに対して非同期で実行されていると考えられるSAS Submitの現在の状態を取得する。

サブミットが開始されていない場合は1、サブミットが実行中の場合は2、サブミットがキャンセルされた場合は3、サブミットが正常に完了した場合は10、サブミットにエラーが生じた場合は11

sasconn<<Get Var Info("libref", "dataset", <"password">)

指定のSASデータセットの変数に関する情報を戻す。

解除するライブラリの参照名を示した引用符付き文字列

変数名を取得するデータセットの名前を示す引用符付き文字列

Password("password")

（オプション）接続のためのパスワードを示す引用符付き文字列

sasconn<<Get Var Names("libref", "dataset", <named arguments>)

このSASサーバー接続から、指定のデータセットに含まれている変数の変数名を取得する。

文字列のリスト

「JSL関数」章の「SAS Get Var Names(string, <"dataset">, <password("password")>)」（246ページ）を参照してください。

sasconn<<Get Version(<"long">)

SASバージョンを"9.1"や"9.2"などの文字列で戻す。

SASバージョンを示す文字列

（オプション）SASの長いバージョン名を戻すよう指定する引用符付きキーワード。長いバージョン名はSYSVLONG SASマクロに対応します。たとえば、"9.02.02M0P01152009"

sasconn<<Get Work Folder()

このサーバーのWORKライブラリに対応するフォルダの完全パスを戻す。

WORKフォルダのパスを示す文字列

sasconn<<Import Data("library", "dataset", <named arguments>)

このSASサーバー接続から、JMPデータテーブルにSASデータセットを読み込む。

JMPデータテーブルオブジェクト

「JSL関数」章の「SAS Import Data(string, <"dataset">, <named arguments>)」（246ページ）を参照してください。

sasconn<<Import Query("sqlquery", <named arguments>)

要求されたSQLクエリをこのSASサーバー接続で実行し、その結果をJMPデータテーブルに読み込む。

JMPデータテーブルオブジェクト

「JSL関数」章の「SAS Import Query("sqlquery", <named arguments>)」（248ページ）を参照してください。

sasconn<<Is Connected()

このSASサーバーオブジェクトが現在SASに接続されているかどうかを判断する。

SASサーバーオブジェクト（sasconn）が接続されていれば1、そうでなければ0

sasconn<<Is Product Available("productName")

SAS接続されたセッションにおいて、指定のSAS製品がライセンス供与され、インストールされているかどうかを特定する。製品のライセンスおよびインストールの状態を特定するには、SASデータステップ関数のSYSPRODおよびMODEXISTが使用されます。

指定の製品がライセンス供与されている場合は1、されていない場合は0、指定の製品がSASによって認識されない場合は-1を戻す。また、指定の製品がJMPではインストールの状態を特定できない製品である場合は、例外を戻します。

ライセンス状態を確認するSAS製品。引用符付きで指定します。製品名には、接頭部の「SAS/」をつけてもつけなくてもかまいません。

MODEXIST関数はSAS 9.2での新機能です。SAS 9.1.3の場合、この関数はライセンスのみを確認し、インストールの状態は確認しません。つまりSAS 9.1.3では、この関数とIs Product Licensed()に違いがありません。

sasconn<<Is Product Licensed("productName")

指定のSAS製品が、SAS接続されたセッションにおいてライセンス供与されているかどうかを特定する。製品のライセンスの状態を特定するには、SASデータステップ関数のSYSPRODが使用されます。

指定の製品がライセンス供与されている場合は1、されていない場合は0、指定の製品がSASによって認識されない場合は-1を戻す。

ライセンス状態を確認するSAS製品。引用符付きで指定します。製品名には、接頭部の「SAS/」をつけてもつけなくてもかまいません。

sasconn<<Kill Session(<n>)

SAS接続を即座に終了する。

（オプション）数字。通常終了するためにn秒待機してから、SAS接続を即座に終了する。

sasconn<<Load Text File("path", <named arguments>)

アクティブなSASサーバー接続から、パス（"path"）で指定されたファイルをダウンロードし、その内容を文字列で取得する。

「JSL関数」章の「SAS Load Text File("path")」（249ページ）を参照してください。

sasconn<<Open Log Window()

このサーバーの「SASログ」ウィンドウを開く（または最前面に表示する）。

sasconn<<Open Output Window()

このサーバーの「SASアウトプット」ウィンドウを開く（または最前面に表示する）。

sasconn<<Open SAS Results()

前回のSAS Submitの結果を開く。非同期のSAS Submitや、SAS SubmitのOnSubmitCompleteオプションを使用すれば、サブミットの結果を条件に応じて開くことができます。

sasconn<<Open Submit Results()

前回のSAS Submitコマンドの結果をすべて開く。

sasconn<<Send File("source", "dest")

このSASサーバー接続にファイルをアップロードする。

「JSL関数」章の「SAS Send File("source", "dest", "encoding")」（250ページ）を参照してください。

sasconn<<Submit(sasCode, <named arguments>)

このSASサーバー接続にSASコードをサブミットする。

「JSL関数」章の「SAS Submit("sasCode", <named arguments>)」（250ページ）を参照してください。

sasconn<<Submit File("filename", <named arguments>)

このSASサーバー接続にファイルにあるSASコードをサブミットする。

「JSL関数」章の「SAS Submit File("filename", <named arguments>)」（252ページ）を参照してください。