変化検出プロファイルによって、工程を監視する管理図の感度を評価できます。変化検出プロファイルは、工程の平均や標準偏差におけるシフトを検出する確率を求めます。管理図によってシフトを検出できる確率は、測定誤差の分散によって影響を受けます。変化検出プロファイルは、設定された管理限界において警告が生じる確率を求めます。変化検出プロファイルは、工程を監視している管理図が次のk個のサブグループに対して警告を発する確率を求めます。
測定システム分析では特定の性質をもつ部品だけを測定することが多いので、測定システム分析で求められた部品のばらつきは、必ずしも生産における部品のばらつきを表していません。「変化検出プロファイル」の赤い三角ボタンのメニューから[管理状態における部品の標準偏差の変更]を選択すると、部品の標準偏差を任意の値に変更できます。
サイズがnのサブグループの場合、管理限界は次の値に設定されます。
警告が発せられる確率を計算するサブグループの数です。サブグループの数がkに設定された場合、プロファイルは、管理図がこれらk個のサブグループに基づいて少なくとも1回の警告を発する確率を示します。「サブグループの数」はデフォルトでは10に設定されています。数を変更するには、プロット内の縦線をドラッグします。
ウィンドウが開き、因子ごとに、現在の値の入力や設定のロック、グリッド上での表示の制御などができます。詳細については、『プロファイル機能』の「プロファイルについて」章を参照してください。
{factor1 = n1, factor2 = n2, ...}
ProfileCallbackLog = Function({arg},show(arg));
次に、「スクリプトの設定」ダイアログボックスにProfileCallbackLogと入力します。
ProfileCallbackAssign = Function({arg},evalList(arg));
「テストのカスタマイズと選択」パネルで、管理図のk個のサブグループに適用したいテストを選択、カスタマイズします。8個のテストはNelson(1984)に基づいています。テストの詳細については、「管理図ビルダー」章の「テスト」(40ページ)を参照してください。
環境設定に保存した設定がない場合、このオプションを選択すると、1つ目のテストだけが選択された状態にリセットされます。nの値も、「管理図ビルダー」章の「テスト」(40ページ)の値にリセットされます。環境設定に保存した設定がある場合、このオプションは選択しているテストをリセットし、nの値を環境設定で指定している値に戻します。
メモ: 管理図でのテストに対する環境設定を開くには、[ファイル]>[環境設定]>[プラットフォーム]>[管理図ビルダー]を選択します。カスタムテスト1~8が「テストのカスタマイズと選択」に表示される8個のテストに対応します。
選択したテストとnの値を、今後の分析で使用するために保存します。これらの環境設定を、「管理図ビルダー」プラットフォームの環境設定に保存します。