[イベントまでの時間の形式]タブと[日付形式]タブでは、[イベントまでの時間]または[タイムスタンプ]として1つまたは2つの列を指定します。[並行システム]および[並列システム]では、「システムID」列の水準ごとに1つの列を入力できます。「Sample Data」フォルダの「Reliability」フォルダ内には、並行システムや並列システムのデータテーブルが用意されています。並行システムの例としては「Concurrent Systems.jmp」、並列システムの例としてはファイル名が「Parallel Systems」で始まる4つのテーブルが用意されています。
一部の試験では、試験対象のシステムを定期的に点検して、故障が生じているかどうかを確認します。その場合、ある期間内で故障が生じたことはわかりますが、正確な発生時刻はわかりません。このようなデータを、区間打ち切りと言います。
正確な故障時間は、1列だけでも指定できますし、開始時点と終了時点を同じにした2列でも指定できます。
故障数に基づいて終了することを定数打ち切りといいます。一方、所定の期間に基づいて終了することを、定時打ち切りといいます。「信頼性成長」プラットフォームでは、各フェーズが、定数と定時のいずれの打ち切りであるかを判断し、尤度に反映させます。
信頼性成長試験では、複数のフェーズがあるのが普通です。たとえば、開発中のシステムやプログラムに、ある時点で大幅な変更が加えられた場合には、その前後でフェーズが異なると考えられます。分析に用いるデータテーブルには、以下に説明するように、各フェーズが開始される時間と、各フェーズが定数と定時のいずれの打ち切りかを示す情報を含めてください。
最終フェーズを除く各フェーズが定数と定時のいずれの打ち切りであるかは、直前のフェーズにおける最終行のデータで判断されます。例として、フェーズAが終了し、フェーズBが開始する時間がtBであるとしましょう (この場合、フェーズBの第1行は、時間tBにおけるデータでなければいけません)。
•
|
•
|
•
|