次のオプションによって、グループ間で平均や位置が差があるかどうかを検定できます。
• 平均分析
• 順位変換平均分析
グループの平均を全体平均と比較するには、[平均分析]を使用します。この分析法では、データがほぼ正規分布に従っているものと仮定します。平均分析法の例を参照してください。
ノンパラメトリック版の平均分析法です。この方法は、データが明らかに正規分布に従っておらず、正規分布に変換できない場合に使用します。各グループで計算した順位平均を、全体の順位平均と比較します。[順位変換平均分析]では、順位を正規スコアに変換したデータに対して、通常の平均分析の手順と棄却値が適用されます。
n個の観測値があるとします。それらを変換したものは次のように計算されます。
• すべての観測値に小さい値から順番に順位を与えます。この時、同順位も考慮します。同順位のものには、平均順位を割り当てます。
• 順位をR1、R2、...、Rnとします。
• i番目の観測値に対しての変換は、次のように求められます。
変換されたRiの値に平均分析の手順が適用されます。順位は一様分布に従うので、上式で変換された順位の分布は正規分布を半分に折ったものになります。Nelson et al.(2005)を参照してください。