列
col<<Add Column Properties(name, expression)
指定の式(expression)を持つ(引用符付きのnameで指定された)プロパティを追加する。標準の列プロパティまたはユーザ指定のプロパティを追加できます。
col<<Add From Row States
データテーブルの各行に設定されている「行の属性」を、列に含まれている「行の属性」に追加する。
col<<Add To Row States
列に含まれている「行の属性」を、データテーブルの各行がもつ「行の属性」に追加する。
col<<Color Cells(color)
説明
データテーブルグリッドの列のセルに色をつける。引用符付きで指定された任意の色名を使用します。色をクリアする場合は0を指定します。
ノート
例については、『スクリプトガイド』のセルの色「データテーブル」章を参照してください。
col<<Color Cell by Value(Boolean)
説明
「値の色」プロパティに基づいて、データテーブルグリッドの列のセルに色をつける。
ノート
例については、『スクリプトガイド』のセルの色「データテーブル」章を参照してください。
col<<Copy Column Properties
列プロパティをバッファ内にコピーする。
col<<Copy From Row States
データテーブルの各行に設定されている「行の属性」を、列にコピーする。
col<<Copy to Row States
列に含まれている「行の属性」を、データテーブルの各行がもつ「行の属性」に設定する。
col<<Data Type(type, <Format(format string)>, <Input Format(format string)>, <width>)
col<<Set Data Type(type, <Format(format string)>, <Input Format(format string)>, <width>)
説明
データタイプ(data type)を列(col)に設定する。
必須の引数
type
データタイプとして"Numeric"(数値)、"Character"(文字)、"Row State"(行の属性)、"Expression"(式)を指定する。
オプションの引数
Format(format string)
データの表示形式を指定する(たとえば、時間と分をh:m形式で表示する、など)。format string引数は引用符付きです。
Input Format(format string)
データの出力形式を指定する。format string引数は引用符付きです。
width
(数値データ向けのオプション)1、2、または4(列のバイト数)を指定する。
col<<Delete Formula
列から計算式を削除する。
col<<Delete Property(name)
col<<Delete Column Property(name)
引用符付きで指定された名前(name)の列プロパティを削除する。
col<<Eval Formula
計算式を強制的に評価する。[自動評価しない]オプションが有効な場合、評価は行われません。
col<<Exclude(Boolean)
指定されたブール引数に従って、「除外する」の属性をオン/オフにする。
col<<Format(<width>, <decimal places>, <"Use Thousands Separator">)
col<<Format("Best", <width>, <"Use Thousands Separator">)
col<<Format(("Fixed Dec"|"Percent"), <width>, <decimal places>, <"Use Thousands Separator">)
col<<Format("Pvalue", <width>)
col<<Format(("Scientific"|"Engineering"|"Engineering SI"), <width>, <decimal places>)
col<<Format("Precision", <width>, <decimal places>, <"Use Thousands Separator">, <"Keep Trailing Zeroes">, <"Keep All Whole Digits">)
col<<Format("Currency", <"Currency Code">, <width>, <decimal places>, <"Use Thousands Separator">)
col<<Format("Datetime", <width>, <input format>)
col<<Format(("Latitude DDD"|"Latitude DDM"|"Latitude DMS"|"Longitude DDD"|"Longitude DDM"|"Longitude DDM"), <width>, <decimal places>, ("PUN"|"DIR"|"PUNDIR"))
col<<Format("Custom", Formula(...), <width>, <input format>)
説明
数値の表示形式を設定する。
引数
引数の詳細については、『JMPの使用法』の数値の表示形式を参照してください。
例
col<<Format( 10, 2, "Use thousands separator");
col<<Format( "Currency", "EUR", 20 );
col<<Format( "m/d/y", 10 );
col<<Format( "Precision", 10, 2, "Keep trailing zeroes", "Keep all whole digits" );
col<<Format( "Latitude DDD", "PUNDIR"); // "PUN"はpunctuation(フィールド句読記号)、"DIR"はdirection(方角)、PUNDIRは両方
col<<Format( "Custom", Formula( Abs( value ) ), 15 );
メモ
通貨コードについては、『スクリプトガイド』の通貨を参照してください。通貨コードを省いた場合、ロケールに基づいた通貨コードが使用されます。
col<<Formula(expression)
col<<Set Formula(expression)
列に計算式を設定し、その計算式を評価する。
col<<Get Column Field Width
列データの表示に適用されているフィールド幅を戻す。
col<<Get Data Type
列(col)のデータタイプを戻す。
col<<Get Data Type Length
データ列のデータタイプと長さを戻す。文字タイプの列など、データの長さが固定されていない場合は、データタイプのみを戻します。
col<<Get Format
列の表示形式を戻す。
col<<Get Formula
計算式を戻す。
col<<Get Hidden
列が非表示の場合に1を戻す。
col<<Get Input Format
その列へのデータの入力および保存に適用されている形式を戻す。
col<<Get Labeled
列がラベルありに設定されている場合に1を戻す。
col<<Get List Check
リストチェックの定義を戻す。列にリストチェックが定義されていない場合は、そのことを示すメッセージがログに送られます。
col<<Get Lock
現在のロック設定を戻す。
col<<Get Modeling Type
列の尺度を戻す。
col<<Get Name
列の名前を戻す。
col<<Get Property
指定のプロパティ定義を戻す。列にそのプロパティが定義されていない場合は、そのことを示すメッセージがログに送られます。
col<<Get Range Check
範囲チェックの定義を戻す。列に範囲チェックが定義されていない場合は、そのことを示すメッセージがログに送られます。
col<<Get Role
列(col)に事前に割り当てられている役割を戻す。
col<<Get Script
列を再作成するスクリプトを戻す。
col<<Get Scroll Locked
列がスクロールロックされている場合に1を戻す。
col<<Get Selected
列が選択されている場合は1、そうでない場合は0を戻す。
col<<Get Stored Values
「欠測値のコード」列プロパティを無視して、列の値をそのまま戻す。
col<<Get Value Labels
値ラベルの定義を戻す。列に値ラベルが定義されていない場合は、そのことを示すメッセージがログに送られます。
col<<Get Use Value Labels
列に値ラベルを使用するよう設定されている場合は1、そうでない場合は0を戻す。
col<<Get Values
列の値を戻す。
col<<Hide(Boolean)
指定されたブール引数に従って、「表示しない」の属性をオン/オフにする。
col<<Ignore Errors
列内の計算式を評価中にエラーが発生した場合、セルの値を欠測値に設定する。
col<<Input Format(format)
その列へのデータの入力および保存に使用される形式を、引用符付きのformatで指定された形式に設定する。引数は、任意のJMP形式の名前(日付値の列なら"ddmmyyyy"など)です。
date_col<<Is Transformed On SAS Export
データをSASに書き出してSASデータセットを作成する際、日付列のデータが変更される場合は真を戻す。
col<<Label(Boolean)
指定されたブール引数に従って、ラベル属性をオン/オフにする。
col<<Lock(Boolean)
col<<Set Lock(Boolean)
指定されたブール引数に従って、ロック属性をオン/オフにする。
col<<Preselect Role(role)
列(col)の役割(role)を事前に設定しておく。選択肢は、"Y"、"X"、"Weight"(重み)、"Freq"(度数)、"None"(なし)または"No Role"(役割なし)です。
col<<Set Display Width(n)
列の表示幅をnに設定する(単位はピクセル)。
col<<Set Each Value(n)
列のすべての値をnに設定する。
col<<Set Excluded
列を除外する。
col<<Set Field Width(n)
列のフィールド幅をnに設定する。
col<<Set Hidden
列を非表示にする。
col<<Set Labelled
列のデータ値をラベルに使用する。
col<<Set Modeling Type(type)
変数の尺度(type)を設定する。選択肢は、"Continuous"(連続尺度)、"Ordinal"(順序尺度)、"Nominal"(名義尺度)、"None"(なし)、"Row State"(行の属性)、"Unstructured"(非構造化テキスト)、"Multiple Response"(多重応答)、または"Vector"(ベクトル)です。
col<<Set Name(name)
列の名前を設定する。name引数は引用符付きです。
col<<Set Property (name, expression)
指定された式(expression)をプロパティ(引用符付きのname)に設定する。標準の列プロパティまたはユーザ指定のプロパティを設定できます。
例
次の例は、「性別」列に「値の色」列プロパティを追加し、「F」の値をピンク、「M」の値を青に設定します。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
Column( "性別" ) << Set Property( "Value Colors", {"F" = 78, "M" = 69} );
次の例は、「身長(インチ)」列に「記録日」という名前の独自の列プロパティを追加します。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
Column( "身長(インチ)" ) << Set Property( "記録日", 05Jan1990 );
メモ
その他の例については、『スクリプトガイド』の列プロパティを参照してください。各プロパティの詳細については、『JMPの使用法』の列情報ウィンドウを参照してください。
col<<Set Scroll Locked(Boolean)
指定されたブール引数に従って、スクロールロック属性をオン/オフにする。
col<<Set Selected(Boolean)
列を、選択された状態または選択されていない状態に設定する。
col<<Set Use for Marker
col<<Use for Marker
列の値をグラフのマーカーとして使用する。式(画像)の列や、行ごとに一意の値を持つ文字タイプの列に適しています。「Big Class Families.jmp」サンプルデータテーブルでは、「写真」列がグラフのマーカーとして指定されています。バブルプロットではサポートされていません。
col<<Set Values([matrix] or {list})
col<<Values([matrix] or {list})
行列(数値変数の場合)またはリスト(文字変数の場合)の値を列の値として設定する。
col<<Suppress Eval(Boolean)
列の計算式に対する自動評価を、オフにする。
col<<Use For Marker(Boolean)
列の値をグラフのマーカーとして使用するか、オプションをオフにする。式(画像)の列や、行ごとに一意の値を持つ文字タイプの列に適しています。「Big Class Families.jmp」サンプルデータテーブルでは、「写真」列がグラフのマーカーとして指定されています。