この例では、機械部品の加速寿命試験を計画します。加速因子はトルクで、通常の使用応力は35Nm(ニュートンメートル)です。この試験の加速因子は、この1因子だけです。通常の使用応力においてユニットの10%が故障する寿命を推定したいとしましょう。そこで、故障確率を最適化する加速寿命試験計画を作成することにします。
この加速寿命試験を計画するにあたり、次のような条件や仮定を置きます。
• 合計100個のユニットを試験に使用できる。
• 寿命の分布はWeibull分布と仮定する。
• 寿命と応力の関係は対数変換によって定義されると仮定する。
• トルクを50Nm、75Nm、100Nmの3つの応力レベルで試験する。
• 試験水準での故障時間の事前推定値が求められている。事前推定値についての詳細は、事前推定値の取得を参照してください。
• 試験を5,000サイクル実施する。
• 持続的に故障を監視する。