シュミレータを使って試験計画の作成に使用した仮定に基づき、計画の結果をシミュレートします。これにより、試験計画を実施する前に、計画が十分であるかどうかを評価することができます。
1. 「シミュレーション回数」として「100」を入力します。
2. 「シミュレーション設定: トルク =」として「35」を入力します。
3. [シミュレーション実行]をクリックして実験の100回のシミュレーションを実行します。これにより、試験しようとしているユニット数(ここでは100)が十分かどうかを、計画で用いた事前の仮定に基づいて判断することができます。
図22.9 シミュレーション 結果
シミュレーションであてはめられたモデルを見ると、100回のシミュレーションがすべて平均を示す赤い曲線の近くに位置しています。Y軸には対数スケールを使用しています。
4. Y軸をダブルクリックし、「種類」メニューから[線形]を選択して[OK]をクリックします。
通常の使用条件が35のあたりで、シミュレーションモデルの変動が見やすくなりました。通常の使用条件における推定値にはばらつきがあります。シミュレーションの結果によって、作成した加速寿命試験案が適切かどうかを判断できます。推定値のばらつきが大きすぎる場合は、試験に用いるユニットの数を増やすか、試験条件の値を高くしてください。