ブートストラップを行うと、結果が縦に積み重なったデータテーブルが作成されます(図)。ただし、[分割が成功したら積み重ねたテーブルを破棄]オプションを選択した場合、このデータテーブルは多くの場合、破棄されます。図は、「Car Physical Data.jmp」を「二変量の関係」プラットフォームで分析し、「パラメータ推定値」レポートに対してブートストラップを実行した結果です。ブートストラップの概要を参照してください。
ブートストラップ結果テーブル(積み重ね)
縦に積み重なったデータテーブルには、次のような特徴があります。
• 各ブートストラップ標本に対して、元の表における1列目で示されている統計量ごとに、別々の行が生成されます。表におけるこの1列目の列は、結果のデータテーブルでも保存されます。この例では、各ブートストラップ標本に対し、元の表における「項」列における「切片」と「排気量」の結果が、別々の行に保存されています。
• 分析で使用したデータテーブル列が含まれます。この例では、Xの「排気量」と、Yの「馬力」です。
• 元の表にあるすべての列が、結果のデータテーブルにも保存されます。この例では、「~バイアス」、「推定値」、「標準誤差」、「t値」、「p値(Prob>|t|)」といった列があります。ここで、「~バイアス」は表にある列なのですが、今回の分析結果にはバイアスが生じているパラメータ推定値はないため、いずれも空白になっている点に注意してください。
• 「BootID•」列は、ブートストラップ標本の識別IDです。「BootID•」が0の行には、元の推定値が含まれています。この行には、×印のマーカーと、「除外」の行属性が与えられます。この例では、各ブートストラップ標本につき、結果が2行ずつ(「切片」と「排気量」)生成されています。
• このデータテーブル名の末尾は、「ブートストラップ結果(積み重ね)」となっています。
[選択された列の分割]オプションを選択した場合、結果を積み重ねていないデータテーブルも表示されます。結果を積み重ねていないデータテーブルを参照してください。