信頼性ブロック図の各部品には、故障分布をそれぞれ1つ指定できます。使用可能な故障分布は、表11.2 にリストしているものです。これらの故障分布の確率密度関数については、一変量の分布を参照してください。
ダイヤグラムに部品を追加すると、「設定」アウトラインの下にその部品のアウトラインが表示されます。
メモ: 「除去」の横のボックスにチェックを入れると、部品を分析から除外できます。
「分布」で任意の分布を選択して、必要なパラメータ値を入力します。
プロパティの種類 |
入力必須項目 |
---|---|
指数 |
θ |
Weibull |
Alpha、Beta |
対数正規 |
位置、尺度 |
対数ロジスティック |
位置、尺度 |
Fréchet |
位置、尺度 |
一般化ガンマ |
μ、σ、λ |
DS Weibull |
Alpha、Beta、故障確率 |
DS 対数正規 |
位置、尺度、故障確率 |
DS 対数ロジスティック |
位置、尺度、故障確率 |
DS Fréchet |
位置、尺度、故障確率 |
ノンパラメトリック |
データまたはデータファイル |
選択したデザインまたはサブシステム内の部品の設定内容を見るには、次のようにします。
• 特定の部品の設定内容を見るには、部品の図形を選択します。
• 複数の部品の設定内容を見るには、矢印ツールを使用するか、Ctrlキーを押しながらクリックして複数の部品の図形を選択します。
• すべての部品の設定内容を見るには、ワークスペース内の空白の部分をクリックして、図形の選択をすべて解除します。
ダイヤグラム内の各部品について、「除去」の横のボックスにチェックを入れると、その部品を計算から除外できます。計算から除外しない場合には、次のような設定を行ってください。
• 「分布」リストから適切な分布を選択します。[ノンパラメトリック]以外の分布を選択した場合、分布におけるパラメータ値を入力します。[ノンパラメトリック]を選択した場合については、ノンパラメトリックな分布の指定を参照してください。
• 直列部品および並列部品の場合、「N」(直列図形または並列図形を構成する部品の総数)も入力する必要があります。
• K out of N部品の場合は、「K」(正常に動作するのに必要な最低限の構成部品数)と「N」(その図形の構成部品の総数)を入力します。
• 合流点部品の場合は、「可動最小要素数」を入力します。[合流点]アイコンは、「分布」プロパティの設定が異なる図形に対し、K-out-of-Nブロック図形を設定できます。「可動最小要素数」(k)は、合流点に繋がれている経路のうち、システムが正常に動作するために必要な経路の最小個数です。
図11.16 K out of N図形のWeibull構成例