「パターンを調べる」レポートでは、はじめに「設定パネル」、「1列ごとの要約」レポート、および「1列ごとのパターン」レポートが表示されます。これらのレポート内の多くの表では、行が選択できるようになっています。行を選択し、最初の列を右クリックすると、データテーブル内の関連する行や列を選択したり、それらに色を付けたりするためのメニューが表示されます。
設定パネルには、レポートウィンドウに表示されるレポートを選択するためのオプションがあります。これらは、「パターンを調べる」の赤い三角ボタンのメニューに含まれているものと同じものです。「パターンを調べる」ユーティリティのオプションを参照してください。また、レポート設定を指定するためのセクションもあります。これらは、起動ウィンドウにある設定と同じです。「パターンを調べる」ユーティリティの起動を参照してください。設定パネルで設定を変更すると、レポートが自動的に更新されます。
「1列ごとの要約」レポートには、いくつかのパターンレポートの結果が1列ごとに表示されます。デフォルトで表示されるものは、「最長連」と「最長の重複パターン」です。表には、希少性≥2である列の「最長連」と「最長の重複パターン」が表示されます。
[分数の長さ]オプションを選択した場合は、分数の長さの要約表も表示されます。この表には、各列について、分数の長さが15以上である値の割合が表示されます。分数の長さが15以上である値をまったく含まない列は、分数の長さの要約表に表示されません。
少なくとも1つのY列に「仕様限界」列プロパティがあり、「仕様限界外の割合」が選択されている場合は、仕様限界外の割合の要約表も表示されます。この表には、仕様限界外の度数が統計的に有意になっている列が表示されます。
「1列ごとの要約」レポートの詳細については、「パターンを調べる」ユーティリティのオプションを参照してください。
「1列ごとのパターン」レポートには、「列の選択」リストと、1つまたは複数の列固有のパターンレポートがあります。「列の選択」リストで選択した列のレポートが表示されます。各列のレポートを調べるには、最初の列を選択し、その後下矢印を押して次の列へと進めます。別の方法として、このリスト内の列名をクリックしても、その列のパターンレポートを確認できます。CtrlキーまたはShiftキーを使用して2つ以上の列を選択した場合は、選択した各列のパターンレポートが表示されます。「列の選択」リストで1つまたは複数の列の選択を解除した場合は、その列のレポートが削除されます。
個々のパターンレポートには、その列に対する行数、欠測値の個数、および異なるXの値の個数を含む要約表が表示されます。また、デフォルトでは、「頻度が高い重複値」、「最長連」、および「最長の重複パターン」の表も表示されます。設定パネルまたは「パターンを調べる」の赤い三角ボタンのメニューで[書式化されたときの桁数]、[分数の長さ]、または[先頭数字と末尾数字]オプションを選択した場合は、各パターンレポートにそれぞれ対応する表が追加されます。
「1列ごとのパターン」レポート内の任意の表で行を右クリックすると、右クリックオプションのメニューが表示されます。
行と列を選択
元のデータテーブル内で、「1列ごとのパターン」レポート内の特定の表で選択した行に対応する行と列を選択します。たとえば、特定の列の「先頭数字」表で2番目の行を右クリックし、[行と列を選択]を選択すると、元のデータテーブルのその列の中で、先頭数字が2である行が選択されます。
セルに色をつける
元のデータテーブル内で、「1列ごとのパターン」レポート内の特定の表で選択した行に対応するセルに色をつけます。色のついたセルの行も選択されます。
列固有のパターンレポートには赤い三角ボタンがあり、そこからオプションにアクセスできます。「1列ごとのパターン」レポートのオプションを参照してください。