多変量分析 > 項目分析
公開日: 11/25/2021

項目分析

テスト結果に対する項目反応分析

「項目分析」プラットフォームは、項目反応理論モデル(Item Response Theory model; IRT model)をあてはめます。項目反応理論は、テストや調査などを分析するのに使われています。項目反応理論は、各受験者の能力を、その受験者が問題を正答する確率と関連付けます。各受験者の能力は、直接測定できないために、「潜在特性(latent)」とも呼ばれています。項目反応理論は、標準化テスト、認知テスト、消費者の選好などを調べるのに使用できます。古典的テスト理論(Classical Test Theory; CTT)は、観測されたスコアの合計に注目した分析でした。項目反応理論は、そのような古典的テスト理論に代わる手法です。

「項目分析」プラットフォームでは、次のような結果を求めます。

項目ごとにスコアが求められます。これは、潜在特性から各項目への寄与を知る上での手がかりになります。

受験者のスコアと、項目のスコアが、同じスケール上で求められます。

受験者のスコアと、項目のスコアが、同じスケール上に描かれます。

項目特性曲線(item characteristic curve)が描かれます。この曲線は、受験者の潜在特性と、各項目との関係を描いたものです。

項目反応理論の詳細については、de Ayala(2009)を参照してください。

図11.1 項目分析の特性プロット 

Item Analysis Characteristic Plot

目次

項目分析の例

「項目分析」プラットフォームの起動

ロジスティック 3PLモデルの詳細
データ形式

「項目分析」レポート

特性曲線
情報量プロット
デュアルプロット
パラメータ推定値

「項目分析」プラットフォームのオプション

「項目分析」プラットフォームの統計的詳細

項目反応曲線
項目反応曲線のモデル
項目反応理論モデルの仮定
項目反応理論モデルの推定方法
能力計算式
より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).