「出力オプション」パネルでは、カスタム計画のX行列の保存、応答のシミュレート、計画データテーブルのカスタマイズが行えます。「カスタム計画」では、次のような指定が行えます。
• カスタム計画のデータテーブルにおける実験の順序を指定する
• 計画のデータテーブルを作成する
• 「カスタム計画」ウィンドウの1つ前の状態に戻る
ほとんどの場合、「出力オプション」パネルは、図4.25のように表示されます。
図4.25 「出力オプション」パネル
「出力オプション」パネルには次のオプションがあります。
• 実験の順序
• テーブルの作成
• 戻る
「データテーブルのオプション」には、[X行列の保存]オプション(X行列の保存)、[応答のシミュレート]オプション(応答のシミュレート)、[実験の順序を示す列を含める]オプションが含まれます。
実験の順序を示す列を含める
計画データテーブルに、「計画」アウトラインにおける計画の実験順序を示す列を追加します。
ヒント: 計画のデータテーブルの並びでは実験順序をランダム化せずに保存して、ランダム化した実験順序を示す列を保存したい場合には、[実験の順序を示す列を含める]を使用します。これにより、「計画」アウトラインのランダム化した実験順序の列が作成されます。
「実験の順序」オプションでは、出力するデータテーブル内における実験の順番を指定します。選択肢は次のとおりです。
変更なし
データテーブルの行が、「計画」パネル内と同じ順序で並べられます。
左から右へ並べ替え
データテーブルの行が、左から右への列の値によって並べ替えられます。
ランダム化
データテーブルの行が、ランダムな順序で並べ替えられます。
右から左へ並べ替え
データテーブルの行が、右から左への列の値によって並べ替えられます。
ブロック内でランダム化
データテーブルの行が、設定したブロックの中でランダムに並べ替えられます。
カスタム計画のデータテーブルを作成するには、[テーブルの作成]をクリックします。作成された「カスタム計画」テーブルのテーブルパネル(左上)には、指定した計画に対応しているスクリプトが含まれます。「モデル」スクリプト、「計画の評価」スクリプト、および「DOEダイアログ」スクリプトは常に保存されます。スクリプトを実行するには、スクリプト名の横にある緑の三角ボタンをクリックしてください。計画に共変量が含まれる場合は、共変量の行すべてが計画に使用される場合を除き、計画のデータテーブルに共変量の行の通し番号を示す列が含まれます。
図4.26 スクリプトを表示した「カスタム計画」テーブル
作成されるスクリプトには次のようなものがあります。
モデル
[分析]>[モデルのあてはめ]プラットフォームを実行します。スクリプトによって実行されるモデルは、「モデル」アウトラインでの指定と、計画の種類によって決められます。
計画の評価
[実験計画(DOE)]>[計画の診断]>[計画の評価]プラットフォームを実行します。スクリプトによって実行されるモデルは、「モデル」アウトラインでの指定と、計画の種類によって決められます。
制約
「因子の制約を定義」アウトラインの[制約の追加]オプションによって指定された線形制約式を含みます。
許可しない組み合わせ
「因子の制約を定義」アウトラインの[フィルタで許可しない組み合わせを指定]または[スクリプトで許可しない組み合わせを指定]オプションによって指定された制約を含みます。
DOEダイアログ
現在の計画を再現する「カスタム計画」ウィンドウを呼び出します。このスクリプトには、計画の生成に使われた乱数シード値も含まれます。
[戻る]ボタンを使用すると、[計画の作成]ボタンを押す前の状態に戻ります。以前のアウトラインに変更を加え、計画を作成し直すことができます。
メモ: [戻る]ボタンをクリックした後、すべての因子を削除しようとすると、連続変数の因子が1つ残ります。この因子は、新しい因子を追加した後に削除できます。