「曲線のあてはめ」プラットフォームの「同等性の検定」オプションを使用すると、グループ間でパラメータの同等性検定を行った結果が表示されます(Figure 14.12)。オプションを選択した後、基準もしくは標準とするグループ変数の水準を指定してください。そこで指定した水準と、他の各水準が比較されます。あてはめたモデルの赤い三角ボタンのメニューから[同等性の検定]を選択すると、このレポートが追加されます。
パラメータの同等性は、パラメータの比を分析することで検定されます。デフォルトでは、25%の差異を表す比(0.8と1.25)の位置に決定限界線が置かれます。
すべての信頼区間が決定限界線の内側にある場合は、2つのグループのモデルが実質的に等しいことを意味します。一方で、いずれかの信頼区間が決定限界内に収まっていない場合(Figure 14.12)は、「2つのグループのモデルは等しい」と結論することができません。製剤Bの変曲点は、standardより低く、これまでの分析結果が示す傾向と一致しています。
図14.12 同等性の検定
同等性レポートの赤い三角ボタンのメニューには、次のようなオプションがあります。
有意水準の設定
この検定のα水準を設定します。デフォルトの値は0.05です。
決定限界線の設定
比の決定限界線を変更します。デフォルトでは、25%の差異を表す0.8および1.25の位置に設定されています。
要約レポートの表示
パラメータ推定値、決定限界、およびパラメータが決定限界を超えているかどうかを示すレポートの表示/非表示が切り替わります。
表示オプション
決定限界、陰影、および中心線の表示/非表示を切り替えるためのオプションがあります。また、点の表示方法を変更するためのオプションもあります。詳細については、グラフを右クリックし、[カスタマイズ]を選択してください。