公開日: 09/19/2023

因子

完全実施要因計画では、連続尺度の因子およびカテゴリカルな因子を使用できます。

ヒント: 「因子」セクションが完成したら、赤い三角ボタンのメニューから[因子の保存]を選択することを検討してください。これにより、因子の名前・役割・変更・値がデータテーブルに保存され、「実験計画(DOE)」のプラットフォームにおいて後で再利用できるようになります。

図13.8 因子 

因子

連続尺度

連続変数の因子を追加します。作成されるデータテーブルにおいて、データは数値として扱われます。連続変数とは、指定された下限から上側までの間において、任意の数値に設定できる因子のことです。

カテゴリカル

カテゴリカルな因子を追加します。クリックすると、水準数を選択または入力できます。作成されるデータテーブルにおいて、データは文字として扱われます。また、水準の値の順序は、入力したときの左から右の順序で並べられます。この順序は、作成された計画のデータテーブルの各列における「値の表示順序」列プロパティに保存されます。

カテゴリカルな因子のデフォルト値は、L1, L2, ..., Lkです(kは、指定した水準数です)。このデフォルト値を、実験の内容に応じて適切な水準名に変更します。

削除

選択されている因子が削除されます。

N個の因子を追加

複数の因子を追加します。追加する因子の数を入力してから、[因子の追加]をクリックして因子の種類を選択します。「N個の因子を追加」を繰り返すことで、異なる種類の因子を複数追加することができます。

因子

「因子」セクションは以下の列で構成されます。

名前

因子の名前。追加した因子には、デフォルトで「X1」「X2」...という名前がつきます。名前を変更するには、ダブルクリックして任意の名前を入力します。

役割

因子の役割。役割は、「因子の役割」列プロパティとしてデータテーブルに保存されます。この列プロパティがあることで、因子の種類は適切にモデル化されます。因子の役割によって、データテーブルに保存される他のプロパティが決まります。因子の列プロパティを参照してください。

実験における因子の設定。

「因子」の編集

「因子」セクションでは、次のような操作が可能です。

因子名を編集するには、因子名をダブルクリックします。

値を編集するには、「値」列の値をクリックします。

因子の列プロパティ

「スクリーニング計画」ウィンドウで[テーブルの作成]を選択して計画のデータテーブルを作成すると、各因子のさまざまな列プロパティが計画のデータテーブルに保存されます。これらのプロパティは、[因子の保存]オプションを選択したときに作成されるデータテーブルにも、自動的に保存されます。これらの列プロパティの詳細と例については、列プロパティを参照してください。

コード変換

因子の役割が連続変数である場合は、「コード変換」列プロパティが保存されます。このプロパティは、最小値が-1、最大値が+1になるように因子の値を変換します。「コード変換」列プロパティを参照してください。

値の表示順序

因子の役割がカテゴリカルであるか、ブロック変数が作成されている場合は、「値の表示順序」列プロパティが保存されます。この列プロパティによって、因子水準の表示順序が決まります。詳細については、値の表示順序を参照してください。

因子の役割

データテーブルにおけるすべての因子の列に、「因子の役割」列プロパティが割り当てられます。この「因子の役割」列プロパティの値は、実験を計画するときに指定した役割によって決まります。「因子の役割」列プロパティは、データをモデル化するときに、どのように因子を用いるかを示しています。また、「因子の役割」列プロパティの値は、「拡張計画」プラットフォームでも使われます。詳細については、「因子の役割」列プロパティを参照してください。

因子の変更

スクリーニング計画で作成されたデータテーブルにおいては、すべての因子の列における「因子の変更」列プロパティは「容易」に設定されます。「因子の変更」列プロパティは、データをモデル化するときに、どのように因子を用いるかを示しています。また、「因子の変更」の値は、「拡張計画」プラットフォームと「計画の評価」プラットフォームでも使われます。「因子の変更」列プロパティを参照してください。

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