「信頼性成長」プラットフォームは、パラメータ指定のCrow-AMSAAモデルをあてはめることができます。このオプションを選択すると、Crow-AMSAAモデルのいずれかのパラメータを、指定した値に固定できます。[パラメータ指定 Crow-AMSAA]オプションを選択する前に「Crow-AMSAA」レポートが作成されていない場合は、これら両方のレポートが作成されます。
[パラメータ指定 Crow-AMSAA]オプションを選択すると、「累積イベント数」グラフに、パラメータを指定したCrow-AMSAAモデルの結果が追加されます。また、このオプションを選択すると、「モデルリスト」も更新されます。そして、「パラメータ指定 Crow-AMSAA」レポートが開き、Crow-AMSAAモデルの「平均故障間隔」グラフが表示されます。このグラフについては、「平均故障間隔」グラフで説明しています。
[平均故障間隔グラフの表示]オプションの他に、[強度グラフの表示]・[累積イベント数グラフの表示]・[プロファイルの表示]の各オプションがあります。これらのグラフの作成方法と解釈については、Crow-AMSAAモデルを参照してください。
最初に表示されるパラメータ推定値は、通常のCrow-ASMAAモデルの最尤推定値です。いずれのパラメータも、[固定]チェックボックスをオンにした後、隣のテキストボックスに任意の数値を入力すると、パラメータがその数値に固定されます。そして、指定された値にパラメータを固定しながらモデルが再推定され、「平均故障間隔」グラフが更新されます。Figure 11.16は、「TurbineEngineDesign1.jmp」のデータにパラメータ指定Crow-AMSAAモデルをあてはめ、「beta」の値を0.4に固定した結果です。
図11.16 「パラメータ指定 Crow-AMSAA」レポート