「曲線のあてはめ」プラットフォームを起動するには、[分析]>[発展的なモデル]>[曲線のあてはめ]を選択します。
図14.6 「曲線のあてはめ」プラットフォームの起動ウィンドウ
「列の選択」の赤い三角ボタンのメニューのオプションについては、『JMPの使用法』の列フィルタメニューを参照してください。
「曲線のあてはめ」プラットフォームの起動ウィンドウには、いくつかの異なるデータ形式に対するタブがあります。使用するデータ形式に合ったタブを選択してください。
積み重ねたデータ形式
この形式のデータテーブルでは、各行が1つの観測値に対応しています。そして、応答変数・説明変数・グループ変数がそれぞれ1列に保存されています。
各行が1つの関数
この形式のデータテーブルでは、各行がグループ変数の各水準における1つの関数データを表しています。そして、各列は説明変数の各水準に対応しています。
ヒント: データテーブルが「各行が1つの関数」形式の場合に、各列に x値を指定するには、「FDE X」列プロパティにて指定してください。各列に「FDE X」列プロパティが含まれていない場合、[各行が1つの関数]データ形式は、列名で指定されたx値の水準を使用します。列名が複雑すぎる場合は、どの列に問題があったかを示すエラーメッセージが表示され、x値はx = 1, 2, ..., nとして指定されます。ここで、nは列に対する通し番号です。
各列が1つの関数
この形式のデータテーブルでは、各列がグループ変数の各水準における1つの関数データに対応しています。そして、各行が説明変数の各水準に対応しています。
起動ウィンドウには、列の役割を指定するための以下のオプションがあります。
Y, 応答変数
Y変数を指定します。
X, 説明変数
([積み重ねたデータ形式]タブと[各列が1つの関数]タブでのみ使用可能。)X変数を指定します。
グループ化
([積み重ねたデータ形式]タブと[各行が1つの関数]タブでのみ使用可能。)グループ変数を指定します。グループ変数の水準ごとに、個別にモデルがあてはめられます。グループ変数を指定すると、あてはめたモデルとパラメータ推定値を、グループ変数の水準間で比較できます。
Z, 追加
([積み重ねたデータ形式]タブと[各行が1つの関数]タブでのみ使用可能。)1つまたは複数の追加変数を指定します。追加変数は「曲線のあてはめ」プラットフォームの計算では使用されず、追加変数を含めても結果には影響しません。「追加変数」とは、「曲線のあてはめ」から得られた結果からさらに分析を行う場合に利用したい変数を指します。追加変数を指定すると、それらの変数は[パラメータテーブルの作成]オプションで作成されるテーブルに含められます。JMP Proの場合は、追加変数を指定すると、あてはめたモデルに対して[曲線実験計画分析]を使用できるようになります。曲線実験計画分析を参照してください。
重み
各データ行(各観測値)の重みを含む変数を、指定します。
度数
([積み重ねたデータ形式]タブでのみ使用可能。)各データ行(各観測値)の度数を含む変数を指定します。
By
ここで指定した変数の水準ごとに個別に分析が行われます。