「予測プロファイル」は、各X変数で応答曲面を切ったときの「断面図」(Figure 3.2)を描画します。この「断面図」は、他のX変数の値は固定したまま1つのX変数だけを変化させた時の、応答変数の予測値の変化をトレースしたグラフになっています。予測プロファイルでは、X変数の値を変更すると、プロファイルと応答の予測値が(自動的にリアルタイムで)再計算されます。
• 各X変数に対して表示される縦の点線は、現在の値すなわち現在の設定を示します。名義尺度の変数の場合、X軸はカテゴリを示します。
各X変数の現在の値が、因子名の上に表示されます。この値を変更するには、グラフの中をクリックするか、または点線を任意の値までドラッグします。
• 横の点線は、X変数の現在値に対する各Y変数の予測値を示します。
• プロット内の黒色の線を見ると、個々のX変数の値を変更したときに予測値がどのように変化するかがわかります。いくつかの分析プラットフォームにおけるプロファイルでは、予測値の95%信頼区間が、連続変数の場合は青い実線の曲線で、カテゴリカル変数の場合は誤差バーで、予測トレースの周りに描かれます。連続変数の場合は、信頼区間の領域に陰影が描かれます。
「予測プロファイル」は、一度に1つずつ変数の値を変化させたときに、応答変数の予測値にどのような影響を及ぼすかを描画したグラフです。
図3.2 予測プロファイルの図解
予測プロファイルは、次の場合には予測値の信頼区間を求めます。ある1つの応答変数について、予測式の列だけではなく、標準誤差の計算式の列も保存されており、それら2列をプロファイルに指定した場合です。その場合、それらの列ごとに1つずつプロファイルが作成されるのではなく、標準誤差から信頼区間が求められ、予測値とともに信頼区間が描画されます。