「一変量の分布」プラットフォームの[保存]メニューのオプションを使用して、連続尺度の変数に関する情報を保存できます。保存に関する各オプションを選択すると、現在のデータテーブルに新しい列が作成されます。新しい列の名前は、選択した保存コマンド名の後ろに変数名(下の表で<列名>と表記)が付いた形になります(Table 3.1)。
[保存]メニューのオプションを繰り返し選択し、ヒストグラムの棒を組み合わせる前と後など、異なる状況で同じ情報を何度でも保存できます。なお、[保存]メニューの同じオプションを2回以上実行した場合には、列の名前には「列名1」、「列名2」、「列名3」というように連番が振られていきます。
オプション |
データテーブルに |
説明 |
---|---|---|
水準番号 |
水準 <列名> |
各データ行の水準番号は、ヒストグラム上でそのデータ行が属している棒の番号です。棒に対して、小さいものから順に1から始まる通し番号が付けられます。 メモ: 元の情報を維持するために、新しい列に値ラベルが追加されますが、デフォルトではオフになっています。 |
水準中間点 |
中間点 <列名> |
各データ行の中間点の値は、水準の下側の境界に、水準の幅の半分を足したものです。 メモ: 元の情報を維持するために、新しい列に値ラベルが追加されますが、デフォルトではオフになっています。 |
順位 |
順位 <列名> |
対応する列の値の1から始まる順位が保存されます。重複している値には、データテーブル内での順序に従って、連続した順位が割り当てられます。 |
平均順位 |
平均順位 <列名> |
データに重複がない場合は、平均順位は、通常の順位と同じです。同じ値がk回起こっている場合、それらの値の順位を合計し、kで割ったものが平均順位です。 |
確率スコア |
確率 <列名> |
非欠測値の個数をNとしたとき、ある値の確率スコアは、その値の平均順位をN + 1で割って算出されます。この列の値は、経験累積分布関数(CDF)に似ています。 |
正規分位点 |
正規分位点 <列名> |
正規分位点を保存します。正規分位点プロットの統計的詳細を参照してください。 |
標準化 |
標準化 <列名> |
標準化したデータを保存します。[標準化されたデータの保存]の統計的詳細を参照してください。 |
中心化 |
中心化 <列名> |
平均を0に中心化した値を保存します。 |
ロバスト 標準化 |
ロバスト 標準化 <列名> |
ロバストな平均値を引いて中心化したものを、ロバストな標準偏差で割って標準化した値を保存します。 |
ロバスト 中心化 |
ロバスト 中心化 <列名> |
ロバストな平均値を引いて中心化した値を保存します。 |
スクリプトを |
(なし) |
スクリプトをログウィンドウに出力します。スクリプトを実行すると、分析を再現できます。 |