この例では、「Car Physical Data.jmp」サンプルデータを使用します。あるタイヤメーカーが、エンジンの排気量(in3)からエンジンの馬力を予測しようとしています。2つの変数には直線関係があるとし、傾きについて推測するとします。直線の傾きがわかれば、排気量の増加に伴う、馬力の増加が分かります。
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[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Car Physical Data.jmp」を開きます。
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[分析]>[二変量の関係]を選びます。
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「馬力」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
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「排気量」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
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[OK]をクリックします。
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赤い三角ボタンをクリックし、メニューから[直線のあてはめ]を選択します。
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図11.2 [ブートストラップ]オプション
[選択された列の分割]オプションを選択する場合は、どの列で右クリックしたかによって、分析対象となる列が変わる点に注意してください。詳細は、第 “「ブートストラップ」ウィンドウのオプション”を参照してください。
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「ブートストラップ標本数」に「1000」と入力します。
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[OK]をクリックします。
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「ブートストラップ結果」テーブルで、「一変量の分布」スクリプトを実行します。
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図11.3 ブートストラップのレポート
傾きの推定値(第 6 步)は、0.504です。ブートストラップで求めた95%の信頼水準に基づくと、傾きは0.40028~0.61892であると推定できます。つまり、排気量が1単位増加すると、95%の信頼水準で、馬力は0.40028~0.61892だけ増加すると言えます。ブートストラップによる傾きの信頼区間(0.400~0.619)は、通常の回帰分析(第 7 步および第 8 步)による信頼区間(0.425~0.583)に比べ、わずかに広くなっています。
メモ: 「ブートストラップ信頼限界」レポートの「BC 下側」列および「BC 上側」列は、バイアス修正済み(bias-corrected)の信頼限界です。第 “バイアス修正済みの信頼限界”を参照してください。