ケーキに使う材料について調べてみましょう。ケーキに使う粉類は、小麦粉・砂糖・ココアです。また、液体は、牛乳・溶かしバター・卵です。液体と粉類は、最初は別々に混ぜ合わせ、後で一緒にするため、2つの配合物と考えることができます。粉類と液体の材料と実験の範囲に、実験に用いる因子と、それらの因子の範囲を示します。
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[実験計画(DOE)]>[カスタム計画]を選択します。
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「目標」はデフォルト値の[最大化]となっています。ここでは、「味」の評価を最大化したいので、このままにします。
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「カスタム計画」の赤い三角ボタンをクリックし、メニューから[因子のロード]を選択します。
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「Design Experiment」サンプルデータフォルダの「Cake Factors.jmp」を開きます。
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図5.58 設定後の「応答」および「因子」アウトライン
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「因子の制約を定義」アウトラインで、[線形制約を指定]を選択します。
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「線形制約」パネルで、[追加]を2回クリックします。
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因子の制約を定義のとおりに制約を入力します。
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図5.59 因子の制約を定義
ここで、2つ目の制約は、「ココア」、「砂糖」、「小麦粉」の因子の合計が0.45以上であると指定しているのと同義です。このように2つの制約を指定すると、「ココア」、「砂糖」、「小麦粉」の因子が全体のちょうど45%を構成し、液体の因子が残りの55%を構成するようになります。
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「モデル」アウトラインで、「卵」を選択し、[項目の削除]をクリックします。
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[ユーザ定義]の横のボックスに「10」と入力します。
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[計画の作成]をクリックします。
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[OK]をクリックして、警告を閉じます。
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[テーブルの作成]をクリックします。
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図5.60 配合物の配合計画
粉類(「ココア」、「砂糖」、「小麦粉」)の割合を合計すると45%になり、液体(「バター」、「牛乳」、「卵」)の割合を合計すると55%になります。また、これらの割合は、「因子」アウトラインで指定された上側限界と下側限界の範囲内にあります。
「Cake Data.jmp」サンプルデータに、この実験の結果が含まれています。(このサンプルデータに含まれる結果は、配合物の配合計画とは異なります。)計画のデータテーブルには、「モデル」スクリプトが含まれています。このスクリプトを実行すると、「モデルのあてはめ」ウィンドウが開き、「実験計画(DOE)」の「モデル」アウトラインで指定した5つの主効果が表示されます。 計画の「モデル」アウトラインには、「卵」の主効果が含まれていない点に注目してください。卵の水準は、他の5つの因子の設定と、粉類の制約に基づいて決まります。このスクリプトは、データテーブルの作成時に保存されたものです。
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「Design Experiment」フォルダにある「Cake Data.jmp」サンプルデータを開きます。
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計画のデータテーブルにおけるテーブルパネルで、「モデル」スクリプトの横にある緑の三角ボタンをクリックします。
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「卵」の主効果は含まれていません。モデルの特異性を回避するため、「カスタム計画」ウィンドウの「モデル」アウトラインで「卵」は除外されています。5つの効果は、「応答曲面」と「配合」の効果として指定されています。
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[実行]をクリックします。
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[OK]をクリックして、警告を閉じます。
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図5.61 「パラメータの推定値」レポート