このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


2.
「応答名」の欄の「Y」をダブルクリックして、「味」と入力します。
「目標」はデフォルト値の[最大化]となっています。ここでは、「味」の評価を最大化したいので、このままにします。
7.
「Design Experiment」サンプルデータフォルダの「Cake Factors.jmp」を開きます。
図5.58 設定後の「応答」および「因子」アウトライン
8.
「因子の制約を定義」アウトラインで、[線形制約を指定]を選択します。
9.
「線形制約」パネルで、[追加]を2回クリックします。
10.
因子の制約を定義のとおりに制約を入力します。
図5.59 因子の制約を定義
ここで、2つ目の制約は、「ココア」「砂糖」「小麦粉」の因子の合計が0.45以上であると指定しているのと同義です。このように2つの制約を指定すると、「ココア」「砂糖」「小麦粉」の因子が全体のちょうど45%を構成し、液体の因子が残りの55%を構成するようになります。
11.
「モデル」アウトラインで、「卵」を選択し、[項目の削除]をクリックします。
12.
[ユーザ定義]の横のボックスに「10」と入力します。
メモ: 乱数シード値(第 13 步)と開始点の数(第 14 步)を設定すると、以下の数値例と同じ結果が得られます。同じ結果でなくても良い場合は、これらの手順は不要です。
13.
(オプション)「カスタム計画」の赤い三角ボタンのメニューから[乱数シード値の設定]を選択し、「1992991263」と入力して[OK]をクリックします。
14.
(オプション)「カスタム計画」の赤い三角ボタンのメニューから[開始点の数]を選択し、「40」と入力して[OK]をクリックします。
15.
[計画の作成]をクリックします。
16.
[OK]をクリックして、警告を閉じます。
17.
[テーブルの作成]をクリックします。
図5.60 配合物の配合計画
粉類(「ココア」「砂糖」「小麦粉」)の割合を合計すると45%になり、液体(「バター」「牛乳」「卵」)の割合を合計すると55%になります。また、これらの割合は、「因子」アウトラインで指定された上側限界と下側限界の範囲内にあります。
「Cake Data.jmp」サンプルデータに、この実験の結果が含まれています。(このサンプルデータに含まれる結果は、配合物の配合計画とは異なります。)計画のデータテーブルには、「モデル」スクリプトが含まれています。このスクリプトを実行すると、「モデルのあてはめ」ウィンドウが開き、「実験計画(DOE)」の「モデル」アウトラインで指定した5つの主効果が表示されます。 計画の「モデル」アウトラインには、「卵」の主効果が含まれていない点に注目してください。卵の水準は、他の5つの因子の設定と、粉類の制約に基づいて決まります。このスクリプトは、データテーブルの作成時に保存されたものです。
1.
「Design Experiment」フォルダにある「Cake Data.jmp」サンプルデータを開きます。
2.
計画のデータテーブルにおけるテーブルパネルで、「モデル」スクリプトの横にある緑の三角ボタンをクリックします。
「卵」の主効果は含まれていません。モデルの特異性を回避するため、「カスタム計画」ウィンドウの「モデル」アウトラインで「卵」は除外されています。5つの効果は、「応答曲面」と「配合」の効果として指定されています。
3.
[実行]をクリックします。
4.
[OK]をクリックして、警告を閉じます。
「パラメータ推定値」レポートから、「砂糖」「小麦粉」「バター」が0.05の水準において有意であることがわかります。
図5.61 「パラメータの推定値」レポート