データテーブルに欠測値が含まれる場合、この欠測値になんらかのパターンがあるかどうかを確認できます。パターンを認識することによって、データに関して新たな発見がもたらされる可能性があります。
欠測値のパターンを表示するには、次の手順に従ってください。
1. データテーブルを開き、[テーブル]>[欠測値パターン表示]を選択します。
2. 欠測値のパターンを検索する列を選択します。
3. [列の追加]をクリックします。
4. 欠測値コードを欠測値としてカウントする場合は、[「欠測値のコード」も欠測値としてカウント]をオンにします。
5. 0または1(欠測値インジケータ)をすべて特定の色で表示するには、[「値の色」プロパティを追加する]を選択します。
たとえば、非欠測値をすべて青、欠測値をすべて赤で表示することができます。この機能は、データテーブルにあるいくつかの列の値が似ているかどうかを確認する場合などで役立ちます。
6. [OK]をクリックします。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Missing Data Pattern.jmp」を開きます。
2. [テーブル]>[欠測値パターン表示]を選択します。
図4.18 「欠測値パターン表示」ウィンドウ
3. 列をすべて強調表示します。
メモ: 赤い三角ボタンのメニューに表示されるオプションの詳細については、列フィルタメニューを参照してください。
4. [列の追加]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
図4.19 「欠測値パターン表示」テーブル
ヒント: データのツリーマップまたはセルプロットをすばやく作成するには、テーブルパネルの「ツリーマップ」または「セルプロット」スクリプトの横にある緑の三角ボタンをクリックします。
Figure 4.19は、次のパターンを示しています。
• 1行目は、「トライアル1」、「トライアル2」、「トライアル3」、「トライアル4」のどの値も欠測していない行が、2行あることを示しています。
• 2行目は、「トライアル4」の値だけが欠測している行が、2行あることを示しています。
• 3行目は、「トライアル3」と「トライアル4」の値が欠測している行が、2行あることを示しています。
• 4行目は、「トライアル2」、「トライアル3」、「トライアル4」の値が欠測している行が、1行あることを示しています。
「度数」列には度数の役割が割り当てられています。これにより、「欠測値パターン表示」テーブルを使って分析を実行すると、「度数」が自動的に度数として使用されます。事前に列の役割を割り当てるを参照してください。