タグチ計画は、ノイズ(誤差)がある因子を含む計画を、交差配列によって作成します。タグチ計画は、制御因子によって構成される内側配置と、誤差因子によって構成される外側配置で構成されます。この2つの配置の交差積が全体の計画を作ります。
なお、誤差因子(製造過程や工程においては制御が困難である因子、または制御に費用がかかる因子)は、実験の際には制御しなければなりません。タグチ計画に代えて使用できる計画には、組み合わせ配列や混合レゾリューション計画(Borror 2000)が挙げられます。「カスタム計画」を使って誤差因子を含む計画を作成する例は、ロバストな工程と製品設計を実現するための実験にあります。
図14.1 制御因子3つ、誤差因子2つのタグチ計画