管理図は、工程における変動(ばらつき)を監視するためのグラフです。工程における変動が自然な場合には、管理限界内に収まります。管理図では、管理限界を基準にして、一般原因による変動と特殊原因による変動を見分けます。一般に、特殊原因による変動を特定して取り除く措置が講じられます。また、工程能力を判断するうえでも、一般原因による変動を定量化することは重要です。
JMPにおける「旧機能の管理図」プラットフォームでは、さまざまな管理図、およびランチャートやVマスク形式のCUSUM(累積和)管理図、加重移動平均の管理図が描けます。旧機能の多くの管理図においては、工程を改善するのを手助けするために、いくつかのフェーズに分かれているデータを、1つの管理図に描くこともできます。
図12.1 管理図の例