「信頼性成長」の赤い三角ボタンのメニューには、以下のオプションがあります。
モデルのあてはめ
起動ウィンドウで［イベントまでの時間の形式］・［日付形式］・［並行システム］を指定した場合、このメニューには、さまざまな非同次Poisson過程モデル（NHPP models; Non-Homogeneous Poisson Process models）が含まれます。各オプションについては、下記で説明しています。起動ウィンドウで選択した内容に応じて、以下のモデルをあてはめることができます。
並列システムモデルのあてはめ
起動ウィンドウで［並列システム］のデータ形式を指定した場合、このメニューのオプションを使って、並列システムのデータにさまざまなモデルをあてはめることができます。このメニューのオプションは、起動ウィンドウでの設定内容によって異なります。
以下のオプションの詳細については、『JMPの使用法』の「JMPレポートの［やり直し］メニュー」および「JMPレポートの［スクリプトの保存］メニュー」を参照してください。
やり直し
分析を繰り返したり、やり直したりするオプションを含みます。また、［自動再計算］オプションに対応しているプラットフォームにおいては、［自動再計算］オプションを選択すると、データテーブルに加えた変更が、該当するレポートに即座に反映されるようになります。
プラットフォーム環境設定
現在のプラットフォームの環境設定を表示したり、現在のJMPレポートの設定に合わせて環境設定を変更したりできます。
スクリプトの保存
レポートを再現するためのスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。
Byグループのスクリプトを保存
By変数の全水準に対するレポートを再現するスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。起動ウィンドウでBy変数を指定した場合のみ使用可能です。
モデルをあてはめると、「モデルリスト」レポートが作成されます。このレポートには、あてはめたモデルに関する統計量が表示されます。モデルをあてはめるたびに、それが「モデルリスト」にも追加されるため、モデルの比較が簡単にできます。モデルは、AICcが最小のものから順に並べられています。「モデルリスト」レポートには、次の統計量が表示されます。
パラメータ数
モデル内のパラメータの個数。
(-2)*対数尤度
モデルパラメータに対する現データの確率密度関数を、パラメータの関数として見たものを「尤度」と呼びます。一般には、尤度が大きいほど、モデルの適合度が良いと考えられます。つまり、対数尤度をマイナス2倍した値（(-2)*対数尤度）が小さいほど、モデルの適合度が良いことを示します。
AICc
修正済みの赤池の情報量規準。
BIC
ベイズ情報量規準。
(-2)*対数尤度、AICc、BIC統計量の詳細については、『基本的な回帰モデル』の尤度・AICc・BICを参照してください。