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第 “パラメトリック推定 - <分布の名前>”(「分布の比較」レポートで選択した各分布に対して表示されるレポート)
このオプションを選択するとレポートが開き、そこで分布パラメータの値を指定できます。パラメータを指定し、適切なチェックボックスにチェックを入れた後、[更新]をクリックしてください。すると、新しく指定されたパラメータ値に基づいて、他のパラメータ値、共分散、およびプロファイルが再推定され、それらの結果が「分布パラメータの指定」レポートに表示されます。非制約モデルの分布プロファイルは、固定パラメータモデルの分布プロファイルの下に示されます。競合する原因の例については、第 “競合原因分析でのパラメータ指定”を参照してください。
Weibull分布に対しては、この[分布パラメータの指定]オプションにおいて、Weibayes分析も行えます。例として、第 “Weibayes推定”を参照してください。Weibayes分析のオプションは、区間打ち切りデータに対しては使用できません。
3種類の事前分布([位置と尺度の事前分布]、[分位点とパラメータの事前分布]、[故障確率の事前分布])のいずれかに基づいて、Bayes法により分布パラメータの事後分布を求めます。第 “Bayes推定 - <分布の名前>”を参照してください。このBayes推定のオプションは、対数正規分布・Weibull分布・対数ロジスティック分布・Fréchet分布・正規分布・最小極値分布・ロジスティック分布・最大極値分布に対してのみ利用できます。
あてはめた分布に基づいて平均余寿命を求めます。「平均余寿命の計算」で「時間」を入力してEnterキーを押すと、推定値が表示されます。複数の平均余寿命を計算したい場合には、プラス記号をクリックしてください。この[平均余寿命]オプションは、対数正規分布・Weibull分布・対数ロジスティック分布・Fréchet分布・正規分布・最小極値分布・ロジスティック分布・最大極値分布・指数分布に対してのみ利用できます。
「パラメトリック推定 - <分布の名前>」レポートの赤い三角ボタンから、[Bayes推定]を選択してください。そうすると、「Bayes推定 - <分布の名前>」というアウトラインが開きます。レポートは最初、コントロールパネルになっているので、そこで事前分布パラメータや乱数シミュレーションに関するオプションを指定します。
分位点と尺度パラメータ(または、Weibull分布においてはβ)に対して、事前分布を指定できます。分位点は、「確率」の値に対応したものです。デフォルトの「確率」の値は0.10ですが、関心のある分位点に変更できます。このオプションでは、分位点と尺度パラメータの事前分布における99%下側限界と99%上側限界を指定します。詳細については、Meeker and Escobar(1998)を参照してください。最初に設定されている値は、最尤推定の結果に基づいています。詳細は、第 “Bayes推定の事前分布”を参照してください。
事後分布の標本における各パラメータ値に対して、時間tにおける累積分布関数の値が計算されます。
メモ: デフォルトでは、故障がまったくないデータはWeibayes推定で分析されます。故障がまったくないデータに対し、より汎用的なBayes 推定を行いたい場合は、[ファイル]>[環境設定]>[プラットフォーム]>[寿命の一変量]を選択し、[故障ゼロの場合はWeiBayes分析のみ]のチェックボックスを外します。
「確率の推定」レポートには、「時間」の値を入力します。そして、Enterをクリックすると、故障確率と生存確率、および、それらの信頼区間が表示されます。複数の確率の推定値を計算したい場合には、プラス記号をクリックします。新しいボックスが表示されるので、そこに値を入力してEnterキーを押します。最後の入力を削除するにはマイナス記号をクリックします。
「分位点の推定」レポートには、「故障確率」の値を入力します。Enterをクリックすると、分位点とその信頼区間が表示されます。複数の分位点の推定値を計算したい場合には、プラス記号をクリックします。新しいボックスが表示されるので、そこに別の故障確率の値を入力してEnterキーを押します。最後の入力を削除するにはマイナス記号をクリックします。