「多重対応分析」の赤い三角ボタンのメニューには、レポートをカスタマイズするオプションが含まれます。
クロス表
Burt表または分割表の表示/非表示を切り替えます(どちらの表が表示されるかは、選択した変数の役割によって決まります)。クロス表を参照してください。
対応分析
「対応分析」レポートのサブメニューを表示します。出力できる結果は、分析の種類によって異なります。レポートには、プロット・詳細・座標・要約統計量が表示されます。
プロットの表示
2次元上に(最初の2つの主軸で構成される平面上に)、カテゴリをプロットします。このグラフはデフォルトで表示されます。このグラフはアイソメトリックなスケール(縦軸と横軸の1目盛りが同じ長さになっているグラフ)を使用しています。プロットの表示を参照してください。
詳細の表示
特異値・慣性・カイ2乗統計量・パーセント・累積パーセントの表示/非表示を切り替えます。このレポートはデフォルトで表示されます。詳細の表示を参照してください。
調整済み慣性の表示
BenzécriとGreenacreの調整済み慣性の表示/非表示を切り替えます。Benzecri(1979)とGreenacre(1984)を参照してください。X変数がある場合、このオプションは使用できません。調整済み慣性の表示を参照してください。
座標の表示
各カテゴリ(各点)に対して、3次元までの主座標を表示します。座標の表示を参照してください。
要約統計量の表示
各カテゴリ(各点)に対して、余弦2乗(品質; quality)・質量・慣性を表示します。要約統計量の表示を参照してください。
慣性への偏寄与率の表示
最初の3次元について、各カテゴリ(各点)が、該当の次元における慣性にどれほど寄与しているかを表示します。慣性への偏寄与率の表示を参照してください。
余弦2乗の表示
最初の3次元について、余弦2乗を表示します。レポートに含まれる棒グラフは、各Y変数の各水準に対し、最初の3次元までの余弦2乗を表示したものです。余弦2乗の表示を参照してください。
CochranのQ検定
(すべてのY変数が同じ2水準を持ち、X変数の値が各行で一意である場合のみ使用可能。)周辺確率がY変数すべてで変わらないことを検定するCochranのQ検定を表示します。CochranのQ検定は、2つのY変数に対するMcNemer検定を、3つ以上のY変数に一般化した検定です。Agresti(2013)を参照してください。CochranのQ検定を参照してください。
三次元対応分析
3次元上に(最初の3つの主軸で構成される空間上に)、カテゴリをプロットします。次元が2次元以下の場合は、このオプションは使用できません。
座標の保存
主座標をJMPデータテーブルに保存します。列・行・追加列・追加行について、それらの座標がそれぞれ別のデータテーブルに保存されます。保存する次元数を選択することができます。
座標計算式の保存
データテーブルの各行ごとの主座標を求める計算式を、元のデータテーブルに保存します。データテーブルの各行ごとの主座標は、Y変数のカテゴリースコアを平均したものを特異値で割った値です。保存する次元数を選択することができます。
追加行のクロス表
(1つまたは複数の追加変数(Z変数)およびX変数が指定されているか、または追加IDが指定されている場合に使用できます。)以下のルールに従って、Burt表または分割表の表示/非表示を切り替えます。
– 1つまたは複数のX変数およびZ変数が指定されている場合は、X変数とY変数に対する分割表の表示/非表示を切り替えます。
– 追加IDが指定され、X変数が指定されていない場合は、追加行に対するBurt表の表示/非表示を切り替えます。なお、「追加行」とは、追加ID変数が0になっているデータ行を指します。
– 追加IDおよび1つまたは複数のX変数が指定されている場合は、追加行に対する分割表の表示/非表示を切り替えます。なお、「追加行」とは、追加ID変数が0になっているデータ行を指します。
追加列のクロス表
(1つまたは複数の追加変数(Z変数)が指定されている場合に使用できます。)以下のルールに従って、分割表の表示/非表示を切り替えます。
– X変数が指定されていない場合は、Y変数と追加変数(Z変数)に対する分割表の表示/非表示を切り替えます。
– 1つまたは複数のX変数が指定されている場合は、X変数と追加変数(Z変数)に対する分割表の表示/非表示を切り替えます。
モザイク図
(X変数とY変数を1つずつ指定した場合のみ使用できます。)X変数とY変数に対するモザイク図の表示/非表示を切り替えます。モザイク図は、棒グラフを積み重ねたもので、各長方形の面積がそのグループの度数に比例します。
独立性の検定
(X変数とY変数を1つずつ指定した場合のみ使用できます。)X変数とY変数に対する独立性検定の表示/非表示を切り替えます。検定には、「Pearsonのカイ2乗検定」と「尤度比検定」の2つが用意されています。いずれの検定においても、カイ2乗分布で検定統計量を近似します。
以下のオプションの詳細については、『JMPの使用法』の「JMPレポートのローカルデータフィルタ」、「JMPレポートの[やり直し]メニュー」、および「JMPレポートの[スクリプトの保存]メニュー」を参照してください。
ローカルデータフィルタ
データをフィルタリングするためのローカルデータフィルタの表示/非表示を切り替えます。
やり直し
分析を繰り返したり、やり直したりするオプションを含みます。また、[自動再計算]オプションに対応しているプラットフォームにおいては、[自動再計算]オプションを選択すると、データテーブルに加えた変更が、該当するレポートに即座に反映されるようになります。
プラットフォーム環境設定
現在のプラットフォームの環境設定を表示したり、現在のJMPレポートの設定に合わせて環境設定を変更したりできます。
スクリプトの保存
レポートを再現するためのスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。
Byグループのスクリプトを保存
By変数の全水準に対するレポートを再現するスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。起動ウィンドウでBy変数を指定した場合のみ使用可能です。