「構造方程式モデル」プラットフォームは、JMP Proでのみ使用できます。
「構造方程式モデル」プラットフォームでは、確証的因子分析モデル(確認的因子分析モデル)、(潜在変数がある場合も含む)パスモデル、測定誤差モデル、潜在成長曲線モデルなどのさまざまなモデルのあてはめを行えます。モデルを指定する際は、経路(パス)の元と先の変数を指定して、それらの変数がどのように連結されるかを定義します。そのような変数と変数との連結は、パス図において、一方向または双方向の矢印で示されます。「構造方程式モデル」プラットフォームでは、そのような変数の指定が、パス図、および、辺のリストに動的に反映されていきます。なお、分析者がモデルを指定していく途中で、現在のモデルは識別できるかどうかも、「構造方程式モデル」プラットフォームはチェックします。
「構造方程式モデル」プラットフォームでは、多母集団分析(多母集団同時分析)も行えます。多母集団分析では、グループ間における効果やパラメータの違いを体系的に調べることができます。多母集団分析は、グループ間におけるモデルの違いを調べるのに有用です。
図8.1 構造方程式モデルのパス図