「分割表分析」の赤い三角ボタンのメニューには、その他の分析を行うオプションが含まれています。
メモ: Y変数またはX変数を複数指定した場合は、[あてはめのグループ]メニューが表示されます。[あてはめのグループ]メニューのオプションを使うと、レポートの配置を変更したり、適合度の順に並べたりできます。『基本的な回帰モデル』の「あてはめのグループ」のオプションを参照してください。
「分割表分析」の赤い三角ボタンのメニューには、以下のオプションがあります。
モザイク図
モザイク図の表示/非表示を切り替えます。モザイク図は、分割表をグラフに表したものです。モザイク図を参照してください。
分割表
r行×c列の2元度数表の表示/非表示を切り替えます。X変数の水準と同数(r)の行、X変数の水準と同数(c)の列ができます。分割表を参照してください。
検定
X変数の水準間で応答割合が同じかどうかの検定の表示/非表示を切り替えます。これらの検定は、連続尺度の応答に対する分散分析を、カテゴリカルな応答にしたものと解釈できます。「検定」レポートを参照してください。
α水準の設定
信頼区間のα水準を変更します。サブメニューから、よく使われている有意水準([0.10]・[0.05]・[0.01])を選択するか、[その他]を選択して任意の有意水準を入力してください。
割合の平均分析
(応答変数の水準数が2つの場合にのみ使用できます。)グループごとの割合を比較するための、割合の平均分析(ANOMP)の表示/非表示を切り替えます。ANOMPは、X変数の水準ごとの応答の割合を、割合の全体平均と比較します。「割合の平均分析」レポートを参照してください。
対応分析
対応分析の表示/非表示を切り替えます。対応分析は、度数表の行で行割合のパターンが類似しているもの、および、度数表の列で列割合のパターンが類似しているものが近くになるようにプロットします。対応分析のグラフには、分割表の各行と各列につき1つの点がプロットされます。「対応分析」レポートを参照してください。
Cochran-Mantel-Haenszel検定
Cochran-Mantel-Haenszel検定の表示/非表示を切り替えます。
Cochran-Mantel-Haenszel検定は、3つ目の分類変数をブロック変数として、2つの分類変数の間に関係があるかどうかを判断するための検定です。このオプションを選択すると、ブロック変数を指定するウィンドウが開きます。Cochran-Mantel-Haenszel検定を参照してください。
一致性の統計量
(XとYにおける水準がまったく同じ場合にのみ使用できます。)水準間の一致性に関するレポートの表示/非表示を切り替えます。レポートには、κ統計量(Agresti 1990)、標準誤差、信頼区間、一致性に対する仮説検定が表示されます。また、Bowkerの対称性検定も表示されます。なお、2×2表に対するBowker検定は、「McNemar検定」と呼ばれています[一致性の統計量]オプションを参照してください。
相対リスク
(X変数とY変数の水準数がいずれも2水準である場合にのみ使用できます。)相対リスク(リスク比)の表示/非表示を切り替えます。「相対リスク」レポートを参照してください。
「相対リスク」レポートには、相対リスク(リスク比)に対する信頼区間も表示されます。[a水準の設定]オプションを使用してα水準を変更できます。
リスク差
(X変数とY変数の水準数がいずれも2水準である場合にのみ使用できます。)リスク差(割合の差)の表示/非表示を切り替えます。
「リスク差」レポートには、リスク差(割合の差)に対する信頼区間も表示されます。[a水準の設定]オプションを使用してα水準を変更できます。
オッズ比
(X変数とY変数の水準数がいずれも2水準である場合にのみ使用できます。)オッズ比の表示/非表示を切り替えます。オッズ比の統計的詳細を参照してください。
「オッズ比」レポートには、オッズ比に対する信頼区間も表示されます。[a水準の設定]オプションを使用してα水準を変更できます。
割合の2標本検定
(X変数とY変数の水準数がいずれも2水準である場合にのみ使用できます。)割合に対する2標本検定の表示/非表示を切り替えます。X変数の2水準間で、Y変数の割合が異なるかどうかを比較します。割合の2標本検定を参照してください。
関連の指標
分割表における変数間の関連性指標の表示/非表示を切り替えます。「関連の指標」レポートを参照してください。
Cochran-Armitageの傾向検定
(片方の変数が2水準の変数で、もう一方が順序変数の場合にのみ使用できます。)二項割合に対するCochran-Armitage傾向検定の表示/非表示を切り替えます。Cochran-Armitage傾向検定は、群に順序性がある場合に使われる検定です。Cochran-Armitageの傾向検定を参照してください。
二項分布
次の正確検定を実行するためのオプションが表示されます。
Fisherの正確検定
Fisherの正確検定の表示/非表示を切り替えます。Fisherの正確検定は、2つのカテゴリカル変数間の関連を調べる検定です。この検定は、大標本近似に基づくものではなく、周辺和を固定したもとでの並び替えに基づく、条件付き正確検定です。「Fisherの正確検定」レポートを参照してください。
Cochran-Armitageの傾向検定
(いずれかの変数が2水準である場合にのみ使用できます。)正確なCochran-Armitage傾向検定の表示/非表示を切り替えます。Cochran-Armitageの傾向検定を参照してください。
一致性の統計量
(いずれかの変数が2水準である場合にのみ使用できます。)κ統計量に対する正確検定の表示/非表示を切り替えます。[一致性の統計量]オプションを参照してください。
メモ: 「度数」変数に整数でない値がある場合、正確検定は計算できません。また、全体の標本サイズが32767より大きく、かつ、分割表が2 × 2より大きい場合も、正確検定のオプションは使用できません。
実質的な同等性の検定
(X変数とY変数の水準数がいずれも2水準である場合にのみ使用できます。)リスク差もしくは相対リスク(リスク比)に対する同等性検定・優越性検定・非劣性検定を実行するための以下のオプションを含みます。「同等性検定」レポートを参照してください。
リスク差
リスク差(割合の差)に対する検定の設定ウィンドウが開きます。この設定ウィンドウにて、同等性検定・優越性検定・非劣性検定のいずれかを選択したり、マージンを指定したりします。
相対リスク
相対リスク(リスク比、割合の比)に対する検定の設定ウィンドウが開きます。この設定ウィンドウにて、同等性検定・優越性検定・非劣性検定のいずれかを選択したり、マージンを指定したりします。
表示オプション
モザイク図に変更を加えるための以下のオプションを含みます。
横向きモザイク図
モザイク図の向きを水平方向または垂直方向に変更します。
データテーブルに出力
レポートの表から、JMPデータテーブルを作成します。
以下のオプションの詳細については、『JMPの使用法』の「JMPレポートのローカルデータフィルタ」、「JMPレポートの[やり直し]メニュー」、および「JMPレポートの[スクリプトの保存]メニュー」を参照してください。
ローカルデータフィルタ
データをフィルタリングするためのローカルデータフィルタの表示/非表示を切り替えます。
やり直し
分析を繰り返したり、やり直したりするオプションを含みます。また、[自動再計算]オプションに対応しているプラットフォームにおいては、[自動再計算]オプションを選択すると、データテーブルに加えた変更が、該当するレポートに即座に反映されるようになります。
プラットフォーム環境設定
現在のプラットフォームの環境設定を表示したり、現在のJMPレポートの設定に合わせて環境設定を変更したりできます。
スクリプトの保存
レポートを再現するためのスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。
Byグループのスクリプトを保存
By変数の全水準に対するレポートを再現するスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。起動ウィンドウでBy変数を指定した場合のみ使用可能です。