「一元配置」プラットフォームでは、X変数のグループごとに、連続尺度のY変数の分布がどのように異なるかを分析します。グループごとの平均の差について調べるには、分散分析、ノンパラメトリックな検定、多重比較を使用できます。密度プロットや累積確率プロットを使えば、X変数のグループごとの応答の分布を視覚的に確認できます。たとえば、薬剤の種類(X)によって、連続尺度で測定した痛みの程度(Y)がどのように異なるかを調べることができます。
「一元配置」は、「二変量の関係」のプラットフォームにおいて、Yが連続変数で、Xが名義/順序変数の場合に使われるものです。追加で行った統計分析の情報は、プロットにも重ねて描かれていきます。結果を対話的に操作して、次のような分析を追加で行うことができます。
• 一元配置の分散分析を実行する。グループごとに平均を求めて、それらが等しいかどうかを検定する
• ノンパラメトリックな検定を行う
• 等分散性を検定する
• 検定結果を比較円で示しながら、平均の多重比較を行う
• 外れ値の箱ひげ図を、グループごとに表示する
• 一元配置分散分析に関して、検出力などを求める
図6.1 一元配置分析